うきうきと出かけた「パスキンとエコール・ド・パリ」展は、おそらく私の期待が膨らみすぎてたのでしょう。パスキンという画家のことをほとんど知らなかったので、どんな魅力を感じさせてくれるだろうと思っていたのですけれど、私の「好き」にも「嫌い」にも引っかからず。見応えがなかったわけでもないし、好きな人にはきっとたまらない企画展なんだろうとは理解しつつも、特にどうという感想が出てこないというのはうーん。なにしろ小作品が多くて、中でも水彩画は線がやわらかすぎて老眼には見づらいという難点も。8割ぐらいの展示品が近くでないと鑑賞できないのです。人が少なかったのは幸いでした。
エコール・ド・パリを代表する画家の作品も同時展示で、シャガールやフジタの名前もあったのですが1点のみ。キスリングが何点か見られたのは嬉しかったです。
それよりも!!岡山県立美術館はいつも感じるのですが、大々的に打ち出す企画展よりもこそっと2階の常設コーナーでやってるプチ企画展の方が断然おもしろい。岡山ゆかりのアートを集めたスペースですが、いつも工夫があります。今回は「森文雄版画コレクション」がよかったー。いろんなタイプの版画作品が楽しめ、とりわけ私が気に入ったのは畦地梅太郎さんの作品。パスキンもいいけど、私のおすすめは2階です!!
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月23日 18時23分13秒
もっと見る