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カテゴリ:アート・舞台
描きためて作品展ではなくて、作品展を決めてから制作というのがいつものパターン。にしても、今回はスタートが遅く、DM用の作品ができたのなんて7月に入ってから。予定している会場は広いスペースなのに、3点しかないような個展になったらどうするの?!とハラハラしていたのに、いつの間にか20点ほど描き上げているよう(個展に使わないのや失敗したものを入れるとどれだけ描いていることか)。夏休みに入っても学校や部活はあったのが、先週ぐらいからようやく一日オフという日がぽつぽつとできてからというもの、明け方まで制作して少し寝て、また制作という日々。「描く」というのは実にパワーが要るもので、そのエネルギー源というか刺激となったのは、忌野清志郎の絵画制作の姿を追ったNHK番組だったり、大竹伸朗の画集だったり(清志郎は死んじゃったのでもうどうすることもできないけれど、大竹さんには一度自分の絵を見てもらいたいらしくて、恐れ多くも案内状を出そうとまでしていた!!が、ネットでは住所わからず断念)。 グラウンドで白球を追うのも大変ですが、絵を描くのもハードなのです。 ラジオやテレビでもご紹介のお話をいただいており、ずっと温かく支えてくださっている皆様には本当に感謝。思えば、8歳からのKAIの歴史はずっと絵とともにあって、そのおかげでどれだけたくさんの方に知り合い、励ましの言葉をいただいてきたことか。楽しみにしているよという声も彼のエネルギーになってます。 ただ、本人は自覚しているのです。 これまでは子どもならではのユニークさを売りにしたキワモノ系でよかったけれど、高校生ともなれば「おもしろい」だけでは伝わらない。かといって、技術だけの絵では味も個性もなく、KAIが描く意味もないということ。もっとも、どの年齢にしてもその年なりに思うことはあり、その都度悩みながら描いてきたんですけどね(小学生時代からずっと見てくださる方も多いのは、子どもがひとりの人となっていく過程を絵を通じて体感できるおもしろさもあるのでは)。 無邪気なちょんまげ好きだった小学生の時と、ファッションや音楽に目覚めた悩み多き中学生の時とでは、やはり絵は違います。そして今回は「自分の絵はおもしろいだけじゃないんだからな」と言っているようにも私の目には映ります。 あ、でも。相変わらずのゆるさで、おもしろいんですけどね(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月02日 09時53分02秒
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