3尾で580円は、旬のサンマにしてはやっぱり高く感じてしまうのだ。
で、その隣で売られていた小アジのパックに手がいっちゃうわけですよ。友人の菜園に勝手に入ってシソも調達して、今夜はアジの南蛮。私はこれに目がなくて、ビールも進むこと間違いなし。はい、冷蔵庫にて2本だけ冷やしております。
ところで、サンマが高いと言った口でこんなこと言うのはどうでしょう。昨日読んでた本で知ったのは、日本において収入に対する食費の割合は、60年代だと4割近くなのが3割になり、今では2割くらいなのですと。有機野菜やちゃんとした食材は高いといっても、テレビやエアコン買うのとはワケが違う。たかだかいくら、程度の出費ですわな。その食材をして「高い」を理由に購入を避けるというのは、なんか貧しいことだなあと思った次第。あれも欲しいこれも買いたいとなった挙げ句、食費がおろそかにされたという現実。がんばってる生産者の人に正しくお金を届けるためには、やはり消費者である私たちがいいものを正しい価格で買って、生産者を育て守るということが大切なんだろうなあ。
スローフードということばも、ほんとは自然食や体にやさしい食事のことをさすんじゃなくて、イタリアのNPOのことなのだと初めて知ったよ。この団体がやってることも伝統的な食文化を育てて地域活性化につなげること、きちんとした食生活や生産者を守る大切な働きをしていることを知りました。アメリカからやってきたファストフードとは真逆の取り組みです。