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カテゴリ:アトピー
昨年からスタートした「脱ステ」のすごさは折に触れて書いてきた通り(初めてご覧になる方は「アトピー」のカテゴリをご覧下さいね)。振り返る余裕のできた今、息子の症状を「よく乗り切った」と思い返すとともに、徐々に私の幼少期の記憶も甦ってきました。
私もアトピっ子です。 3才くらいの記憶では、私は毎日ヒジのまわりにぐるぐると包帯を巻いていました。白い薬を塗って、母が包帯を巻き直してくれるのです。それが日課でしたのが、写真を見ると私の腕に包帯はないので、もしかしたら寝る前に薬を塗って夜かきむしることがないようにしていたのかも。母も祖母ももう亡くなったので確認できません。転居してから包帯の記憶はないので、幼少期の一時期のことだったのでしょう。祖母が幼かった私を連れて、皮膚によいという温泉をいくつか回ったという話も大人になってから聞きました。 その薬がステロイドだったのかどうかはわかりません。アトピーということばはそれほど認知されていなかったような気がします。私が「アトピー体質だね」と初めて医師から聞いたのは大人になってからです。 つい最近になって思い出したのは小学校時代のこと。3年生くらいの胸が膨らみ始めた頃のことで、私の胸に激しいかゆみが生じたいやな思い出。無意識のうちに掻くので乳首が落ちるんじゃないかというほど切れ、そこから出る黄色い汁が下着にくっつき、泣きそうになりながら脱衣していたこと。母は心配して医者に連れて行きましたが、「成長している胸が服にくっついてこすれたから」というような有耶無耶な診断。このときにも私は「アトピー」という言葉を聞いていません。30数年も前の話ですからね(^_^;) まったく改善しないので、母は親戚や知り合いなどに私の胸を見せました。成長期の私は「恥ずかしい」とは言えず、いろんな人が「どうしたの。こんなの見たことない」で終わり。それがいつ終わったか何がよかったかわかりませんが、当分苦しんだ気がします。 今のような知識のなかった時代のことなので真偽はわかりませんが、もしかしたらあれ、脱ステ状態だったのかな。幼少期に塗っていたものが自然に排出されたんじゃないかしら、と。だって、今になってみると、昨年の息子の全身に現れた症状ととてもよく似ているのです。 友人の子どもにも、ただの皮膚炎と思えない噴出の仕方をしているケースがあって、もしかしたらそれも忘れるくらい以前に皮膚薬として塗るか、喘息治療のために吸わされたステロイドが出ているということがあるのでは?と。 もしかしたら「うちの子のもそう?」という方もいるかも、と思ったので書いてみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月12日 11時10分54秒
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