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カテゴリ:映画・ドラマ
ニュースや国際情勢などちょうどいい情報量で伝えてくれるので、朝は「テレ朝」と決めている。スパモニが始まる頃は、朝食の片付けやら洗濯干したりで一番忙しい時間帯なので耳だけ傾け、気になる情報は立ちどまって見て、そうでもないネタの間は台所に行って仕事の続きしたり。
今日は掃除機のスイッチを一旦止めて、画面にくぎ付けですよ。 時代劇の斬られ役・福本清三さんの特集なんですもん。息子が時代劇にハマったきっかけになった方。彼の小学生時代はまさに時代劇一色。春休みも夏休みも、開園から閉園まで太秦映画村に入り浸って、一日3度の時代劇ショーを3度とも見てしまうというほどの時代劇バカになってしまったのは、福本さんがいればこそ。いまだに、時代劇専門チャンネルで探すのは、おおぜいの刺客にまぎれて立つ福本さん。「暴れん坊将軍」なんて、一度確実に斬られてるくせにその後2度出て斬られ(その他大勢の役はこんな感じでひとり何回も斬られます)、最後に主役級の誰かに目立つように斬られるという、1回で何度も楽しめるから見応え十分。たまにセリフがあろうもんなら「今日は福ちゃん、主役じゃわー」とわが家ではホントの主役そっちのけの扱いです。 福本清三、そして時代劇に対する彼の熱は、高校生になった今とてまだ冷めてはいないのです。 時代劇映画・番組が減ってしまった今、太秦の撮影所がさびしくなっていること、殺陣の担い手が不足していることなどを憂う福本さん。もう70才が近くなったのか。50年、コツコツとこの仕事を積み上げてきた様が少ない言葉の端に伝わります。 見ながら思ったよ。KAIは時代劇の絵を描くことをやめちゃいけないわ。正統派の美術の道を歩むんじゃなくて、キワモノでいいから「時代劇?観てみようかな」と多少なりとも興味をもってもらえる絵を描くことが彼の使命なのかも。勧善懲悪のボーダーがゆるくなってる現実、でもいいもんはいいし悪いもんは悪い。そこをクッキリさせてくれるのが時代劇。なくしちゃダメだわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月22日 10時09分03秒
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