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カテゴリ:カフェ・おいしいもの
わが家のガス代が少ないので、実家の母は「ほんとうに料理してるの?」と心配していましたが、実家でも発揮する荒々しい料理テクや、たとえば焼き茄子の皮に剥き残しがあるなどの雑さを目にしては「やっぱりね」とため息つかれていたものでした。煮含める時間も中途半端ですから自然に「薄味」になります。今思うと、ダシの香りはあっても旨みは出ておらず、なんとなく調味料の味がしていたような気がします。 それも料理に慣れると手際で調理の短縮はできるようになり、荒さという点は少しずつ解消されてはいきました。特に食生活を見直すようになったこの1年くらいには、昔に比べたら調理も随分と丁寧になった気はします。 少~しずつマシになっていたところ。先日にも書きました初女さん。彼女の映像をテレビで見た時に、ゆっくりゆっくりと食材を切る様子に「あぁ~!!!」。トントントントンと素早く切る様子を「料理のできる人」というイメージで見ていた私でしたが、その姿を見て以来、ちょっと感じ方が変わってきたのです。食材を大事にすると同時に、食べてもらう人の顔までを思い浮かべるような調理。これこそが本来の料理なのだろう、と。 採算をとらなければならない料理屋ではなし。家庭料理はゆっくりあるべきなのかもしれません。と、思ったからには実行でしょう。今年からはゆっくりと食材を刻み、ゆっくりダシをひいてゆっくり煮含めていきます。 いつものごはんですが、とても味がしみておいしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月07日 19時28分52秒
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