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カテゴリ:犬のはなし
取材から帰ったらもう六時。
干しっぱなしのタオルを抱えて玄関入ると、小さく私がアレンジして飾ってある造花が散乱。あれー?急いでいたから何かにひっかけちゃったかなと元に戻して部屋に入ると、犬の嘔吐物。愛犬くん、体調悪かったのかしらと片付けようとするとなんかヘン。吐いているのはエサじゃない。花?あーーっ、造花のあじさい!!! なんということ。これまでずっと同じ場所に飾ってあって、一度も悪さしたことはないのに。というか、みかんって異物を口にしたり拾い食いをするような犬じゃないのだ。そういえばこの前、半分残したサンドゥイッチを勝手に食べたのも、本当に彼にしてはめずらしいことだった。食べ物があると今にも食べそうな顔はするけど、ペロッと舐めて様子をうかがうだけ。置いてた食べ物が全部なくなるなんて、そういや今までなかったのだ。ましてや造花ですよ。 食い意地だけがおさえられなくなったのかな。人間が呆けた時、若い時に苦労したりガマンしていたことが突出して出てくるのだと聞いたことが。グチや悪口に走る人は、言いたいことも言えずにずっと生きてきた人。やたらと食べ物を要求するのは、満足に食べられなかった人。お金に執着するのは、お金に困ってきた人。だから、自分の身内がそんな姿になったとしても「若い時にがまんしてたんだね。苦労したんだね」と心の中でいたわってあげたらいいのだと。 犬もそうなのだろうか。 1日1食しか与えてこなかったから、おやつを与えずドッグフードだけにしてたからこんなことに?!!!いやいや、まだ呆けるには早いと思うんだけどな。一体どうしちゃったんでしょうか。なんか後悔した顔でグッタリ。さらに2回吐きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月07日 19時02分08秒
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