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カテゴリ:生活
雨があがると土のにおいがして好きだわ。
草を刈った土手の乾いた植物のにおいとか、森の中の腐葉土のにおいとか。 季節や天気やその土地土地にたちこめる自然のにおいは、やっぱり気持ちいい。雨上がりの湿気た感じさえね。 昨日、友人たちと話してて一致したのは「柔軟剤のにおい、くっさーい」。先日、銀行で待っている間、隣に座った女性の服から化学的なにおいプンプンで吐きそうになったばかり。私の周囲はみんな似た感覚の持ち主ばかりだからか、市販の香料に耐えられない思いをしている人は多いなあと感じるこの頃。作り物の香料を使わなくなると余計に敏感になるようで、うちの息子なども他人の服や洗濯物から漂うにおいがたまらなくイヤみたい。最近では「パパッと叩けばさらにいい香り」的な商品も誕生していますが、あれをやられるとツライ人だっているのです。ああいう商品を作っている人の嗅覚はきっとマヒしているんだな、などと思いながらおそろしく見ています。こんなに空気中に発散するんだから皮膚から体内に入らないはずはないもの。肌から入るはずないじゃんという人に限って「この化粧の栄養分は肌の内側まで浸透する」「このパッチ薬は貼るとすぐ効くのよ」なんていいことだけ信じるんだよね(^_^;) いや、そんなことより、あれはトイレ用並みの強い芳香剤というだけで決して「いい香り」じゃないもの。そんなに香りが好きなら、部屋で自然のお香を焚くとか、薔薇やジャスミンやクチナシを飾っていればいいものを。 自然のいい香りを楽しむためにも、必要以上の香料はもうやめてほしいなぁ。 その昔。小学生だったmiraicciちゃんがはじめて輸入お菓子店に入った時の、あの何ともいえない気持ち悪い感じ。店内に充満していた毒々しいような香料。それが今ではすんなり受け入れられてるなんて、日本人はなんて化学物質に鈍感になったのだろうかな。 雨のにおい、花のにおい、朝や夕方のにおい。そういうのを嗅ぎ分けられなくなりそうでいやだわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月12日 10時40分44秒
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