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カテゴリ:生活
私の住む町内は10の組にわかれていて、今年度はその組長に当たっている。
10年くらい前に一度当たり、子供が小さく目が離せない上に若かったこともあり、近所のおばちゃんからのクレームに言い返す術も知らず不快な経験もした。あんな経験は二度とイヤだと思い、今年は表向きの仕事はすべてダンナまかせ。え~とか言うと踏んでいたが、総会の出席からはじまり町内会費の集金、草刈り、先日の運動会のお世話となんとかこなしてくれている。 しかし、ヤツは日中は仕事なので家にいるのは私。近所の人が問題事を持ち込むことはないし、軽いつきあいしかない地域なのであとは回覧板や配りモノの配布だけ。……と、思ったら。最近、幾度となく近所のじいさんが訪ねてくる。全部違う人。でも、じいさんってみんな同じような顔の作りなので、すべて同一人物と思い込んでニコニコ「あら、どーもぉー」なんて親しげにあいさつしたら、相手は「あのぅ、●●といいますが」とみんな初めての対面だったりして。間違えたなんて言えないので、「えぇわかってますとも」な感じでさらに愛想良く笑い、すごくいい人を演じている私。 だからなのか。 この前から立て続けにじいさんたちの「町内の人に言いたいこと」みたいな話を聞いています(^_^;) まさかじいさんの間で「あそこにいけば話聞いてくれる」と情報が回ってるとは思えませんが、今月は3人のじいさんたちの話を聞きました。難しい問題でないので、世間話として誰かに聞いてほしいんだろうなぁという程度のこと。先ほどもそんな方がひとり。話は整然としているようで、同じことを何度か繰り返し。本人シャンとしているつもりだけど、これが老いというものだなあとかつての祖父を思い出す。 みんな最初はちょっと仏頂面だったりするのに、先ほどの方も途中からにこにこ笑って「組長だからって、あなたに文句を言ってるわけではないんだよ」って。わかるよ~、私にしたって悪いと言われる理由ないも~ん(^_^;) 聞いて欲しいことを言い切ったらみんなスッキリするんだね。安心したような顔だからよかった。 あのお宅は気むずかしいとかいろんな情報が入ってくるけど、おかげさまで今年度トラブルはなし。この方も若い頃にはうるさ方だったのかしれないけど、私にはちゃんと意見を持った真面目な人に見える。「わかりますよ」と何度も相づちを打つと、顔がほころんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月28日 17時22分59秒
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