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カテゴリ:生活
彼はいつものように幹事でこういうことには手回しがよく、日時と会場をパパッと設定。そして、自分は着物をきていくのだと張り切っている。 思えば幼少期、曾祖母形見の羽織を上衣に、下には「剣道やってた子が使ってた」といういただきものの袴。作り物の刀を脇差しに足には雪駄。そんな姿で近所を自転車で走り回っては「KAIくん、またへんな格好でどこか行ってたよ」と近所の方から通報受けてたっけ。やがてそれが男児用の浴衣になったり甚平になったりしながらも、とことん「和」を追求していたわが息子。中学生も終わり頃になってようやく落ち着いてきたと思ったら……あぁ、着物熱復活ですか~ ところが彼。正式な着物の着方も帯の結び方もわからずでやってきたので、いざおめかしして出かけようと思ったらそれができない。キモノオンチの私が助け船を出せるはずもなく、仕方なく祖母と伯母(私の姑と義姉ね)に助けを求めたらしい。昨夜突然ふたりがやってきて着付けレッスンがはじまった!!! 姑は着物好きで着付けもプロ級。義姉は本場京都で和裁の修業をして仕立ての仕事をしていたこともあり。その腕は私が思ってる以上のもののようで、もちろん着付けも完ぺき。その2大プロが初心者高校生に着崩れしないテクや粋な着方を伝授するのだからさぁ大変。「貝の口」でキュッと粋にきめたい彼は、その結び方を覚えるだけでいっぱいいっぱいというのに、あれやこれやと注意が飛びやり直しの回数もどんだけ?というほど。 ま、その手ほどきのおかげでなんとか自分で着付けることに成功。数年前に購入していた本『男のきもの着こなし入門』だけではわからなかった細々したところも合点がいったらしく、あとは本番のみと。 みんなはウケてくれるんかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月05日 09時51分30秒
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