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2009.02.25
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カテゴリ:映画
前から見よう見ようと思いながらの今日。
さすがにアカデミー外国語映画賞受賞直後もあり満席。
前から2列目しか席が取れなかったけれど、
顔がグショグショで、、前でよかった。。

重いテーマながら始まってすぐに笑わせてくれる場面もあり、
緊張がとけユーモラスな場面もあるが、
納棺の場面は役者さんの演技、
他人とは分かっていながらも、誰もが自分の身近な人に投影して見てしまうからか、
やっぱり顔はグショグショ。。
はじめからハンカチ、いえ、ハンドタオル握りしめて見ることをお勧め。。

音楽の場面が印象に残る。
チェロの演奏場面が所々に出てくる。
それに「第九」の4楽章も、、盛り上がって、、
と会場にパーンすると
観客席は半分しか埋まっていない。
演奏会後、楽団は解散して主人公は職を失うという展開に。

せっかく買ったチェロの借金のことを妻に告げる場面。
「いくらなの?」と質問に主人公は1と8を指で示す。
「180万くらいならなんとかなるわ」の言葉に桁が違うと。
姪もチェロをやっているので、、たいへんだ、と姪を思い出す。

印象的なせりふもいくつか。
社長役の山崎さんの存在感は大きい。
白子をあぶって塩をふって、、フライドチキンをかぶりつくシーン、
死に対する生きることを象徴する食べる場面も印象的。
動物は動物を食べて生きるがこいつら(植物)は違う、
と植物いっぱいの社長室。
銭湯の常連客役の笹野さんの最後の台詞も。
「また会いましょう」
新しいドアを開けるという表現は、英語の題名"departure"(出発)はここからきているのかと思う。

納棺師の所作は無駄な動きが無く不快にさせることもなく美しい。
もの言わぬご遺体を清め衣装を整えることで生前の姿にもどし、
その存在が黙って何かを物語るように、
人格を蘇らせてくれているかのように。
横たわったままで着物を着せるということなのかぁ~と
ラストのエンディングの所作を見ながら、
右前だ、と最後の瞬間、あっ!着付けじゃないんだ気付く。
ふと思い出す。
お話の中に色留袖を着せてもらった年配の方の場面があったが、
あれどっちだったか。。
よく見てなかったなぁ。。



昨日、叔父の突然の訃報。
明日は叔父の出発の日。
おじ様、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょうね。





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最終更新日  2009.02.25 23:18:02
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