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テーマ:映画館で観た映画(8576)
カテゴリ:映画
前から見よう見ようと思いながらの今日。
さすがにアカデミー外国語映画賞受賞直後もあり満席。 前から2列目しか席が取れなかったけれど、 顔がグショグショで、、前でよかった。。 重いテーマながら始まってすぐに笑わせてくれる場面もあり、 緊張がとけユーモラスな場面もあるが、 納棺の場面は役者さんの演技、 他人とは分かっていながらも、誰もが自分の身近な人に投影して見てしまうからか、 やっぱり顔はグショグショ。。 はじめからハンカチ、いえ、ハンドタオル握りしめて見ることをお勧め。。 音楽の場面が印象に残る。 チェロの演奏場面が所々に出てくる。 それに「第九」の4楽章も、、盛り上がって、、 と会場にパーンすると 観客席は半分しか埋まっていない。 演奏会後、楽団は解散して主人公は職を失うという展開に。 せっかく買ったチェロの借金のことを妻に告げる場面。 「いくらなの?」と質問に主人公は1と8を指で示す。 「180万くらいならなんとかなるわ」の言葉に桁が違うと。 姪もチェロをやっているので、、たいへんだ、と姪を思い出す。 印象的なせりふもいくつか。 社長役の山崎さんの存在感は大きい。 白子をあぶって塩をふって、、フライドチキンをかぶりつくシーン、 死に対する生きることを象徴する食べる場面も印象的。 動物は動物を食べて生きるがこいつら(植物)は違う、 と植物いっぱいの社長室。 銭湯の常連客役の笹野さんの最後の台詞も。 「また会いましょう」 新しいドアを開けるという表現は、英語の題名"departure"(出発)はここからきているのかと思う。 納棺師の所作は無駄な動きが無く不快にさせることもなく美しい。 もの言わぬご遺体を清め衣装を整えることで生前の姿にもどし、 その存在が黙って何かを物語るように、 人格を蘇らせてくれているかのように。 横たわったままで着物を着せるということなのかぁ~と ラストのエンディングの所作を見ながら、 右前だ、と最後の瞬間、あっ!着付けじゃないんだ気付く。 ふと思い出す。 お話の中に色留袖を着せてもらった年配の方の場面があったが、 あれどっちだったか。。 よく見てなかったなぁ。。 昨日、叔父の突然の訃報。 明日は叔父の出発の日。 おじ様、お疲れさまでした。 ありがとうございました。 またどこかでお会いしましょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.25 23:18:02
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