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2011.01.07
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カテゴリ:日記
レッスンを終えて教室を出ると何台もの消防車のサイレンが聞こえてきた。
こちらの方に向かってくる。
どこ??と見回してみたけれど分からず、
近くのビルからは人が顔をのぞかせている。
教室のすぐ近くのビルのフィットネスジムの裏口から消防士さんが入っていく。
はしご車が2台にポンプ車?小型の消防車4~5台に救急車。。
お正月早々の出初め式、、いえ火災訓練かと思ってしまった。
詳細は分からずその場を離れた。


ふっと留学中のInternational Houseという寮での火災報知器騒ぎを思い出した。
年に何回かはあるけでど、印象に残っているのは2度。
一度目は早朝6時前位に火災警報が全館に鳴り響き、
隣の日系の女の子が扉を叩いて起こしにきてくれた。
学生のミスや、タバコが原因で鳴ることはよくあるが、
一旦鳴った以上寮から退去して避難しなければならないルールがある。
一人でも残っていると責任者が法律的に罰せられるとか。
しかたなく、パジャマの上に上着を羽織って階段を降りて寮の正面から誘導され道路へ。
皆な寝起きを叩き起こされ呆然状態。。
同じ寮の日本人同士集まって何だ?何だ?と状況確認作業。
「今日、12月7日や。パールハーバーや。」と誰かがぼそっとつぶやく。
まさか、、、。


もう一度の印象に残っているのは冬休み中の出来事。
I Houseは食事付きだけれど、休み中はみな帰省してしまうので外食か自炊。
といっても各部屋にはキッチンはなく、せいぜいお湯を沸かしたり炊飯器でお米を炊くくらい。
外食ばかりも飽きるので、居残り組の日本人学生、大学院生とsabbaticalとって研究にこられた
大学教授とで、日本食パーティーをすることになった。
友人からすき焼き鍋プレートを借りてきて、日本食材を買い出しに行き、
関西から来られたD大の経済学の教授がいいお肉を奮発して買い込んでくれた。


寮のキッチンといっても流しと大きめのオーブンとコンロがあるくらいの設備。
他国からの居残り留学生組は冷凍のフライドポテトやお肉料理系をオーブンにほおりこむだけの料理。
日本人は手間をかけて料理するところをご披露とばかりに、
新鮮な野菜を洗ったり切ったり、、。
でもまな板も無い!やむなくお盆プレートを裏返してまな板代わり。
他の国の人はまな板無く、手で持って削っていく感じでカットする。。


なんとか食材を揃えて、お肉も豪勢に盛ってパーティー会場の部屋へ行って、
さあ~お肉を焼こうと、お肉を奮発してくれたすき焼き奉行の関西からの大学教授が、
プレートを暖め油をひいてお肉をじゅ~~~~!と焼きだした。
その途端、、鳴りました、、火災報知器がまたして全館に、、鳴り響いた。。
えっ!一瞬どこで火災が?とその場にいた誰もが顔を見合わせた。
サイレン=退去、、でもお肉はどうする?で右往左往。


プレートから美味しそうにお肉の煙が上がっていった先を見上げると、
運悪くちょうど火災探知機の真下だった。。。
このサイレンの原因はもしかして私たち?と目を泳がせる日本人集団、、でもお肉どうする。
でも退去しなきゃ、、でももしかしたらこのサイレンの原因は別のところかもしれない、、
そうだ、どっかでタバコ吸っててその煙が、、きっとそうに違いないと。
日本の最高峰や有名大学からの大学院生に、そこ出身のお役人関係やMBA取得の人、大学教授やら、、
人間とっさの時には考えることは皆同じ、、
短い時間に短い会話で示し合わせたように、お肉は焼いてなかったことにしよ~ということに。
とりあえず、証拠のお肉が没収されては大変とばかりに隠しに走る者数名、
他は知らない顔して、またサイレンかよ、迷惑だなという顔して退去。。


事情も分からず、他の国の居残り組もしぶしぶ寮の正面玄関から外へ。
間もなく今度は消防車のサイレンが鳴り響き、大きなはしご車と警察車両が到着。
重装備した体格のいい女性消防士と警察官が階段をゆっくりと上がってくる光景は
まるで映画の一場面のように今でも目に焼き付いている。
どこの部屋の警報機が作動したかは現場検証で彼らはすぐに察知したことだろう。
けれど、おとがめもなく大火ないことがわかり、、
無事無罪放免に日本人居残り組はほっとしたと同時に、
なんともいえない罰の悪い思いをしたこと、ずっと記憶に残っていることだろう。。


ふとサイレンの音で記憶が蘇った思い出。

どうぞ皆様、火の用心。





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最終更新日  2011.01.08 00:52:56
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