今年ほど、この半年間の煤をきれいに祓い清めたいと思ったこと無かった。
午前中の仕事を終えたら、京都へ行こうと密かに心に決めてた。
半年間の罪穢(つみけがれ)を祓う夏越しの大祓(おおはらえ)。
電車飛び乗って、、なんとか15時の行事が始まる時間に間に合った。
拝殿の前には大きな茅の輪。
次第に茅の輪の前にはくぐらんとばかりに人だかりに。
でもフェイント、神主さんが本殿に上がるように指示。
本殿上でこの儀式の由来のお話があり、
大祓のヒトガタの入った奉書紙の包みが配られた。
横にはみ出ているのがヒトガタの袖部分。
包みを開くと中には1cm四方の白い紙吹雪。
この紙吹雪を左、右、左肩に振りかけ、ヒトガタを身体の悪い部分に当てて、
最後にヒトガタに息を吹きかけて奉書に包み、神主さんが回収をして祝詞をあげ
川に流して、お祓いをしてくださる。
本殿床にはお祓いの紙吹雪。。
この後、神主さんに続いて1列になって本殿を降りて、左へ。
本殿を反時計回りに大きな輪に。
皆くぐり終わると、今度は輪を右側からくぐって右へ。
本殿を時計回りにまた大きな輪。
再度くぐって左へ。
これで8の字にくぐったことに。
くぐる際に、「我、蘇民將來の子孫なり」と唱えるようにと。
スサノオの尊に宿を貸した貧しい蘇民に避疫の利益を茅の輪によって
もたらした由縁。
京都では夏越祓に「水無月」という和菓子を食べる習慣がある。
水無月は白のういろう生地に小豆を乗せ、三角形に包丁された菓子である。
水無月の上部にある小豆は悪霊ばらいの意味があり、
三角の形は暑気を払う氷を表していると云われている。
四条まででて、デパ地下で、、いっぱいあってどこのにしようか迷いに迷って、、
仙太郎の白と黒糖と抹茶をゲット。
これで、、この半年の嫌なこと皆終わり!とかみしめる。。
ほんとうに、望んでいたことはこういうことだったと、、
ぽんと放り出されたように、その場面から抜け出た。
違和感を無理に我慢することもないんだと。