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カテゴリ:音楽
タンゴ忘備録
小松亮太さんの本より 第1章 タンゴ基礎知識 ・バンドネオンは、ハインリッヒ・バンドが発明したので「バントネオン」 と言う、「バンド」さんが作ったアコーディ「オン」系の楽器 アコーディオンのようにコンパクトで、オルガン的な音色 ・アルゼンチン・タンゴでのバンドネオンは、 ディアトニック式バンドネオン ドイツ製ではあるが、「アルゼンチン輸出仕様」 ・ドイツ「国内仕様」のバンドネオンは、伝統的なポルカのような 曲を演奏 曲は短く単調、16小節でも長い ドイツの田舎のフォークミュージック ドイツ国内ではあまり売れなかった ・ドイツでバンドネオンの製作はほぼ独占企業状態 終戦後、ソ連軍によってバンドネオンの工場は武器工場として疑われ、 工場の資料や道具など全部持っていかれてしまい良い楽器が 作れなくなった 何人もの職人が関わって1台の楽器を作っていたから ・バンドネオンとアコーディオンの違い アコーディオン;イタリア、フランス、ドイツ、ベルギーなど国により 音色や方式も異なる 音色はクラリネット的 バンドネオン:フランス、ベルギーのボタン式アコーディオンとも よく間違えられる 鍵盤がなくボタンがたくさん、丸いイメージ 音色は中〜高音域はオーボエ的、尖ったイメージ ・タンゴはヨーロッパの様々な国からきた移民の人たちが作った音楽 アルゼンチンの移民:イタリア系(多数派)、スペイン系、 フランス・ポルトガル・ドイツ・オランダ・ ベルギー・北欧系、 ポーランド、クロアチア、東ヨーロッパ、etc. ・タンゴの成り立ち ・ハバネラ:スペインからキューバに ・ミロンが:スペイン、キューバから ・タンゴ・アンダルース:キューバのハバネラがスペインに逆輸入され 劇中歌曲になったもの ・カンドンベ; 第2章 タンゴの楽しみ方 ・タンゴ:1920年代、ヘッドアレンジで音楽を成立させていた (ジャズのように) 30〜40年代、アルゼンチンは世界大戦に参戦せず、 欧州などに小麦や農作物を 輸出することで国内好景気に、 世界有数の経済大国に タンゴ界も好景気に オルケスタ・ティピカ (Pf,ContraBass,3~4Bandneon,3~4Vio) 大編成=楽譜が必要、 ジャズと異なりアドリブがない アドリブし辛いリズム、 ガッツリアレンジされている 「書き譜の音楽」=クラシック音楽 同業他者との差別化はアレンジ ・アレンジの聴き比べを! ex. ラ・クンパルシータ ルイス・モレスコ(速弾きバリエーション) ex. アディオス・ノニーノ 1969年 キンテート(Quinteto五重奏団) 1961年 オリジナル原曲 あっさり レオポルド・フェデリコ奏団 素朴 1970年代 ピ アソラ未発表アレンジ 難し ・オリジナルを凌ぐアレンジ 1、オスバルド・プグリエーセ楽団 「スム(Zum)」 アストラル・ピアソラ作曲 2、アストラル・ピアソラ楽団 「ネグラーチャ(Negracha)」 オスバルド・プグリエーセ作曲 3、セステート・マジョール「夜のプレリュード (Preludio nochero) オスバルド・レケーナ&レオポルド・フェデリコ作曲 * 4、オスバルド・モンテス&シロ・ペレス 「リベルタンゴ(Libertango)」 アストラル・ピアソラ作曲 5、オスバルド・プグリエーセ楽団 「ガジョ・シエゴ(Gallo cirgo)」 アグステイン・バルディ作曲 6、熊田 洋 「泣き虫(El lloron)」 アンブロシオ・アドリサーニ作曲 * ・ロック・ポップス・CMソングのタンゴアレンジ 1、八木正夫作曲 「目覚め〜ネスカフェ・ゴールドブレンド のテーマ」のタンゴバージョン 編曲 熊田 洋 2、葉加瀬太郎作曲 「watashi」のタンゴバージョン 編曲リサンドロ・アドロベル 3、大江千里作曲 大江千里・渡辺美里作詞 「素顔」のタンゴバージョン 編曲 小松亮太 4、宮沢和史作詞作曲 「ピアノ」のタンゴバージョン 編曲 小松亮太 5、リムスキー=コルサコフ作曲 「熊ん蜂の飛行」のタンゴバージョン 編曲 オスマル・マデルナ ・原曲が凄すぎてアレンジ不要 1、マリアーノ・モーレス作曲 「軍靴の響き」(Taquito militar) 2、アニバル・トロイロ作曲 「レスポンソ(Responso)」 3、アストラル・ピアソラ作曲 「ブエノスアイレスの冬(Invierno porteno)」 4、オマール・バレンテ作曲 「鍵盤の悲しみ(Tristeza de un teclado)」 第3章 タンゴの創造者 ・ファン・ダリエンソ ・オスバルド・プグリエーぜ・アニバル・トロノロ ・カルロス・ディ・サルリ ・アルフレド・ゴビ ・アストラル・ピアソラ ・これからのタンゴ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.30 16:00:26
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