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丁寧な暮らし

丁寧な暮らし

2017.01.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類

あけましておめでとうございます。
皆さま、よい年になりますように。
時間が経ってしまいましたが、やっとお休みができてパソコンむかっています。

介護事務所の一人事務なのでなかなかお休みできません。
以前、高級老人ホームにお勤めしていたかたが、「なんでもやらされちゃうよ」
とおっしゃっていましたが、まさにそうです。

なんでもおしつけてやらせようとする人もいれば、
「それは、あなたの仕事じゃないから私がかわるよ」
と言ってくださる方もいるのです。
そうおっしゃってくださるかたは、大体が、一度、違う業界にいてから
介護業界に来た人たちです。
ま、違う業界にいた方でも、そうでない人もなかにはいますがね。

ただ、共通して言えるのは、介護業界オンリーの方々は、結構、事務を小馬鹿にしているのです。
以前、ご利用者様の異常な様子を観察した内容の文章を某管理者に渡したところ、
「すごい!介護職並みの観察力ですね。」とほめられました(笑)
一応は持っているプライドとかずたずたですが、
こうやって変なプライドを崩していくのも、人生にとってはよいことなのかもしれない
などと思いつつお仕事しています。

また、介護の方々は、看護師や医者に絶対もの申さないのです。
変なヒエラルキーがあります。
「言えばいいのに」と思うようなことがたくさんありますが、言いません。
第三者的な角度から観ていると、介護士のほうが的確なことを言っているときが
よくあります。
それは、やはり、患者さんの体をしょっちゅうみて、直に体に触れている強みだと思います。
介護士の方々の姿は、明治維新前の古来の医学に通じるように私には思えます。
彼等は排泄状況などから患者(ご利用者)さんの日々の健康をもチェックしています。
日々の生活状況をも把握し、顔いろや、全身の状態をもつぶさに観察し、現在行っているケアが
適切なものかを常に論じ合っています。
患者の体をみもせずに、話だけきいて薬を処方するような医師よりも
ずっと優秀だと思います。

特にうちの事務所の中の「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」の面々は、
介護士ではなくても、どこにいっても成功するような人材が3人ほどいます。
小さい組織の中に3人いるということは機動力において申し分ありません。
また、彼等は、「ご利用者様のために」などという偽善的な言葉は使いません。
有能なビジネスマンのごとく、「仕事」目線で、動いています。
その仕事の結果の先に「ご利用者様の笑顔」があるのです。

柏市内で、この事業を行っている事業者が何件かあるようですが、
うちの事業所くらいに、皆、日々、研鑽しているのでしょうか。
はっきりいって「赤字」です、でも、困っている方(家族が仕事で、介護ができない。しかし、
施設にいれることはできない、或いは、施設には入れずに、自宅で診とりたい。)
そういった方がいると、遠くでも行ってしまうのです(涙)

遠隔地なので車で行くしかありません。
しかし、大体、そういう困っている方の家は、なぜか、住宅密集地で、地元の不動産屋なんかが
切り売り、切り売りしたような狭い路地しかないところにあったりするのです。
そうすると、車の駐車に困ります。
その家に駐車場があればよいのですが、大体、ないため、路上駐車になります。
ところが、定期巡回は一日に4回も5回もその方の家にケアに伺うため、
近隣の方々から苦情が出ます。
警察に通報されることもあります。
しかし、その家の方が困っているので行かねばなりません。
すっごいジレンマです。
苦情を言われながら、警察に通報されながらも訪問に伺っています。

どうにか、この定期巡回随時対応型訪問介護看護を行う時には
駐車がOKになるようなシステムを警察、または、県などで、話しあってもらいたいものです。
この制度が広まれば、将来的に増大する介護保険料や高齢者の医療費の抑制にもつながるのです。
以前、NHKで取り上げていましたが、まだまだ浸透していません。
事業者によっては、一日2回くらいしかいかないところもあるようです。
そうすると、多分、「黒字」でしょう。
しかし、2回では、利用者のニーズには対応しきれていないはずです。
うちの事業所は、4回は行きます。
それによって、その利用者様の状況把握が綿密に行われ、更によいケアのために
いかにすればよいかと、日々、話あいつつ、ケアを行っていくのです。
ただ、訪問していつものように、介護のケアをしているだけではありません。
訪問から戻った介護士が利用者の状態をその場にいる介護士に申し送りします
それは、はたで聴いていると、申し送り以上です。
背景、生活状況、家族関係、そういった細かい情報から、医者や訪問看護の方々との連携など
実に建設的な話が続くのです。

このメンバーたちをみていると、うちの母も寝たきりになったら、
うちの定期巡回のメンバーにぜひ、診ていただきたいと思うのです。
手前みそですが、うちの定期巡回メンバーは、最高です。

介護というお仕事は、今後、日本にはなくてはならないお仕事です。
どうにか、彼等の地位があがらないかと切に思いますが、
中にはろくでもないのもいるので、、考えてしまいますね、、。




















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最終更新日  2017.01.14 21:34:07
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