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カテゴリ:好きなもの
花さき山という絵本がある いろいろと我慢しなければならない環境にいるおんなのこが、山のなかで、やまんばにあう。 やまんばのまわりには、花が咲いている。 やまんばがいうには、このはなは、里の人が我慢して、人に優しくすると一つさく。そしてまた、誰かが我慢すると、一つさく。 その女のこの我慢の花もさいている。 と、言われ、女の子は、我慢をしても、 悲しくならず、あ、私の花、いま、咲いたかな、と思えるようになるというお話。 我慢や辛抱の数だけ、人は成長するのかもしれないし、人としての力量もあがるのかもしれない。 世の中には、おやや兄妹のために、自分のやりたいことをやらない、子供たちがいる。 元近鉄バファローズの選手だった栗橋茂さん。 栗橋さんが、高校一年の時に、工場を経営されていたお父様が倒れ、半身不随になってしまったそうです。 栗橋さんは、ヤクルトの配達代で、学費を払いながら、高校で、野球を続けました。 そして、駒大にスカウトされますが、周囲には、反対されていたそうです。 しかし、妹さんが、栗橋さんを駒大にいくようにすすめ、高校時代は、バイト代を、就職してからは、お給料のなかから、大学にかよう栗橋さんに仕送りをされて、野球を続けられるように支えたそうです。 兄との確執がある私からは考えられない話です。素晴らしい妹さんです。 献身的になれるくらい大好きなお兄さん、妹さん目線でみたら、なんだか、西にいってしまったことが、悔しいです。 近鉄で、花開いたのとか、西本監督が良かったからとか、確かにあるけれどね。 関西という独特の土地になかなか馴染めず、プロに入ってからは、なかなかめがでませんでした。 しかし、プロ入り2年を過ぎてから、栗橋さんの大活躍は、はじまります。 引退する1989年まで、バファローズの主軸として、活躍し、多くのファンを魅了しました。 素晴らしい実が熟す時、こういった利他的な精神が大きな糧となることがある。 栗橋さんの話を読んだら、花さきやまを 思い出したのだ。栗橋さんも、我慢しただろうけど、妹さんも、たくさんの我慢をしたのだろうな、と。 久しぶりに、感動してしまった。 栗橋さんは、あのナイーブそうな顔に感動させ、バッティングでも感動させ、少年時代でも感動させる。 感動の玉手箱です。 御意 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.06 17:21:38
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