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丁寧な暮らし

丁寧な暮らし

2021.01.25
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カテゴリ:生活

最初に習った中国語は、台湾で話されているものだった。
大学2年のときに、中華航空のスチュワーデスさんが教えてくれた。
だからか、台湾の言葉がとてもききやすい。

台湾映画、非情城市をみるまで、台湾の内情に関してほとんどしらなかった。
本省人、外省人という言葉すら知らなかった。

大東亜戦争時、日本は、中国大陸で複雑な戦いをしていた。
毛が率いる共産党軍と、蒋介石率いる国民とうぐんと、戦っていたのだ。
共産党軍は、八路軍ともよばれていた。
日本軍残虐行為をあらわした、在米中国人の著書のなかで、日本軍が行っていると説明されている残虐シーンの写真のほとんどが、実は、国民とうぐんだったりする。中国人自身が自国の兵隊かどうかも、わからなくなるくらい(笑)中国大陸は、混沌としていた。

アメリカを敵にまわし、敗戦となり、日本軍が
撤退。
そのあと、中国は、毛と蒋介石とで内線状態となる。毛におされた蒋介石は、台湾に逃げる。
このにげた蒋介石一派が、のちの外省人。
そして、台湾を統治していた日本が、撤退し、もともと住んでいた台湾のかたがたが、残った。
このかたがたを、本省人というそうだ。

後からきた蒋介石らが、台湾の武力支配をはじめる。本省人のかたがたが、これに反対して、平和的に抗議をしたが、2月28日に、大弾圧がおき、
多くの本省人のかたがたが、正当な理由などなにもなく、ただ、反対の声をあげたという、ただそれだけで、容赦なく虐殺された。
これを228事件という。
この事件のことは、台湾ではながいことタブーとされてきた。
しかし、1990年くらいに本省人である李登輝さんが総統になった頃から、少しずつ話せるようになった。

非情城市は、その当時の台湾にすむある一家の話だった。
つつましくも、たんたんと日々をおくる一家にも228事件の暗い影が忍び寄る。
インテリで、心優しい息子が、当局からおわれ、
山に逃げる。
すすき野が拡がる山が、しばらく画面に写され、パンパンという乾いた音が響く。
あまりにも美しく、悲しい情景に、嗚咽した。
このシーンだけで、台湾の哀しみが十分伝わって
きた。

台湾の蔡総統は、立派である。
彼女も本省人。
就任当初からブレがない。

昨日今日と、中国の戦闘機が、台湾内を領空侵犯したというニュースをBBCで読んだ。
バイデン政権が、どう反応するか、窺っているらしい。
何がしたいのか。
覇権の先に、何があるというのか。
栄華を極めたとしても、所詮うつしよは、夢幻なのだよ。
イケメン習近平は、背負うものが大きすぎて、もう後戻りができないのだろうか。
なんて、生意気なことを言ってみる(笑)

台湾有事は、日本有事の前哨戦くらいに、肝をすえておかねばならない。
平和と軍事は、悲しいけれど、両輪ととらえねばならないことは、歴史が証明している。
侵略しか頭にない国が傍らにいたら、尚更である







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最終更新日  2021.01.28 17:56:41
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