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年に一度、市から送られてくる婦人科検診に行った
(話は反れますが…)私は22歳の時、子宮筋腫の手術をしています。 その時出会ったのがN先生。結構大きな手術で退院後も1年間ほど通院。 経過は順調だったが「子供が出来難いかもしれない」と言われた。 でも当時の私は“子供”と言われてもピンとこなかった。 やっと通院も終わり、やれやれと思っていた矢先、妊娠発覚。 独身だった私は頭真っ白になった。でもN先生が言いました。 『あんな大きな手術をして子供は無理と思ったのにねぇ。 でもせっかく授かった命やから頑張って産みぃ』 その言葉で産む決心をした。 それから1年後二人目を妊娠して再びN先生の元を訪れた。 でも妊娠初期で出血。私の中では「もう助からない」と分かっていた。 覚悟を決めて診察に行ったけど、いざ先生の口から 事実を聞かされると自然と涙が出てきた。 そんな私を見て 『あなたの責任じゃないからね。きっとこの子はこうゆう運命だったんだよ』 と言ってくれました。その言葉になんだか肩の荷が下りたような気がした。 先生の優しさにまたまた涙があふれてきて止まらない。 先生のお話も終わって「待合室の方でお待ち下さい」 と言いかけた看護婦さんに 「いいから、いいから」と小声で言っているのが分かった。 そして泣いている私に『落ち着くまでここにいていいからね』と。 先生の前でどれぐらい泣いただろう。 曜日によって先生が違うこの病院ではN先生の受診が多く、 予約をしても1時間2時間待ちは当たり前。 この日も待合室ではたくさんの人でごった返していたにも関わらず、 私を優先してくれたのです。ほんとに信頼できる先生です。 その後病院を辞めて別の婦人科に移られました。 そして今年になって開業されたとゆ~ことで、今日追いかけていきましたよ!! やっぱり変わらない笑顔で 『久しぶり!元気してた?』ちゃんと覚えててくてました。 診察もお話も終わった時『元気な顔が見れてうれしいな~』 ですって。きゃーー!! 『私もです~。先生に会うためにここに来たんですから』 と言うと『そうか~』と言ってぎゅ~っと手を握ってくれました。 私はこの先生に助けられました。 N先生に出会ったお陰で今があるんだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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