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テーマ:バスケットは難しい?(843)
カテゴリ:U of I Sports
月曜日、アメリカ中が注目するNCAA男子バスケの決勝戦が行われました。
まずは感情抜きで(でもイリノイ寄りの)試合内容をアップします。 その後、この日のイリノイ大学の街の様子だとかを書こうと思います。 <結果> 75-70 ○ #1シード UNC - ● #1シード Illinois 決勝戦はシーズン通してのランキングが1位のイリノイ対2位のノースキャロライナ。 "チーム"で戦うイリノイに対し、"個人"で戦うUNC。 UNCはどのポジションにもスター選手がいて、 とにかく派手で迫力のあるバスケをする。 それと比べるとイリノイは見劣りするが、 カレッジバスケの良さを出してくれているチームだと思う。 一つ前の記事にも書いたけど、 この2校の決勝戦を予想していた人は多いはず。 そして勝つのはUNC、との声の方が多かった。 実際、「チャンピオンになるのはどちらか?」 というポールが試合前に出てたんだけど、 なんとBig Tenの州+Kansas(笑)以外は優勝はUNCだと予想していました。 で、優勝はイリノイと選んだ州は 「どちらが勝つか?」という中立的立場からの客観的予想ではなく、 「どちらに勝って欲しいか?」という願望的要素が含まれていた気がする。 Big Tenの学校は イリノイの優勝でビッグテンの凄さを見せ付けて欲しいのであって、 Kansasは 単にUNCが優勝するのが癪に障るからであったのだろう。 だって、もし私も一切のバイアスをなくした予想をしたのなら、 優勝はUNCって言ってます(爆) まぁ、こんな事は周りには口が裂けても言えなかったし、 口に出した事でそれが事実になってしまいそうで 完全に自分の中にしまっていたけれど、 イリノイの勝つ確立は30%位かなって思っていました。 それが怖くって、前夜良く眠れなかったのです。 もっとも、その30%を信じてはいたけどね。 まぁ、そんなこんなで試合開始。 <前半> とにかくイリノイはオフェンスが全く機能しませんでした。 戦略は何かあったのかね。 ボールが中に回らず、 スリー中心の外からのシュートしか打ってなかった感じだよ。 しかも、それが見事に入らなかった。 シュート率なんと28%(たぶん)。 ここまでシュートが入らないイリノイも珍しい。 でもそれは、UNCがイリノイのスクリーンをうまく抑えていたのも要因だろうね。 そんな風に攻めあぐむイリノイに対し、 UNCはメイ、マキャンツ、フェルトンが要所要所できっちり決め、 前半終了時での点差は13。 イリノイにとって厳しい試合となりました。 <後半> 開始30秒でメイが決め、 この試合を通して最高の15点差がつきました。 それからもメイはイリノイのディフェンスをものともせず、 次々と得点していきます。 そしてイリノイのファールはかさむ一方・・・。 しかし、イリノイパワー、ここから炸裂し始めます。 スクリーンもうまく働き始め、 前半全く入らなかったシュートが入る入る。 (イリーガルスクリーンだという説もあったけど。) そして怒涛の追撃により、 残り5:34で65-65の同点になります。 しかしすぐにFeltonがスリーを決め突き放す。 このシュートは決して良いシュートではなかった。 スクリーンかけてもなくて、DeeもDeronもDFでついてたんだよ。 なのに、その上から決めてきました。 ずっしり重かったです。 それでも、残り2:41でLuthaがスリーを決め、再び70-70で同点。 Lulu------(T_T) しかーーし。 この後にFreshman Marvin Williamsのスーパープレーが披露されました。 Rashad McCantsの無理矢理な惜しくもなかったシュートをティップイン。 やられた・・・あれは応えました。 これで2点差。 その後も追いつくor逆転の可能性はあったんだけど、 イリノイのシュートはリングにはじかれ続けました。 そして、残り33秒2点差でのイリノイのターンオーバー。 これで勝利への道は完全に閉ざされました。 無念・・・。 でも、勝てる可能性は十分にあったし、 チームは本当に良く頑張ったと思う。 最後の3分、シュートが入らなかったのは悔やまれるけど、 イリノイは正しい事をしていた。 誰も責められるべきではない。 イリノイ頼りの綱LuluとDeronにしっかりとボールが回って、 3回もスリーを打つ事が出来たんだから。 いつも入ってたのが、今回は入らなかっただけ。 泣くほど悲しかったものの(実際泣いたけど)、 なんだか「良くやった!」「感動のシーズンをありがとう!」 って感じで意外にすっきりした心持です。 ほんっと感謝してもしきれないなぁ、このチームには。 Zonaの試合で負けてたかもしれないから、 ここまで来ただけでも十分だよ。 ありがとう、Fighting Illini! で、なんていうか、 悲しいのは試合に負けたからよりも この最高のシーズン、最高のチームを二度と見られないからだと思う。 こんなシーズンは二度と来ないかもしれない。 次にイリノイがFinal Fourまで進めるのは、いつになるのかわからない。 DeronはNBA行き確実だとして、LuthaやRoger、JackにNickも卒業でしょ。 そしてDeeまで行ってしまったら・・・(今のとこ可能性は5分5分) シーズン終わりはこんなにも悲しいものか。 特にmisaは、シーズン開始前からこのシーズンをとにかく楽しみにしてて、 March Madnessとともにmisaの鬱病(大げさだけど)は消えた位。 (たぶん、日記を読み返せば書いてあるはず。) そしてシーズン中は、 バスケがあるから学校生活を楽しめたと言っても過言ではない。 とにかく、misaの気分のアップダウンはカレッジバスケによって左右され、 カレッジバスケによって、misaはもっているんだから。 そんなカレッジバスケシーズンが終わってしまった。 これから、、、どうしよーーー(T_T) 嗚呼かなし。 あ、感情抜きの記事のはずが、 極端に感情移入しすぎの記事になってる。ま、いっか。 そして、クレイジーなイリノイの街の雰囲気は、次の記事に書きます。 * 最後に付け足し。 Augieがたったの9分出場0ポイントでファールアウトしちゃったのね。 しかも全部、足が動かずに手を出しちゃった系の変なとこでのファールだったの。 激しい体がぶつかる系のファールは一つもなかったってこと。 ピーピーピーピー笛吹かないでよ、審判! ってのは冗談だけど(実際ファールだし)、 Augieはやりきれない思いでいっぱいだろうなぁ。 しかも負けてしまったから、彼にとってはこれ以上ない辛い夜になったと思う。 そんなAugieの事を考えると、胸が痛むmisaなのでありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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