La Piazza di Bella Donna

実は、去年の年末あたりから、バレエで母子ともにお世話になっている友達（悪友？）の○○○ちゃんに、お勉強を教えております。
メインはもちろん英語ですが、定期試験対策として、数学も、理科も、社会も……。
錆付いた脳みそをきしませながら、昔の記憶を頼りにいっぱしの先生気取り（笑）。
まぁ、ワタシもいつ会社のほうをリストラされるかわからんし（翻訳とは関係ないほうです。笑）、そうなったら塾の教師でもやるしかないかなぁ、と思っていたので、良いトレーニングになってます。

たまたま、○○○ちゃんの学校で使っている英語の教科書が、ワタシが中学高校のときに使っていた英語の教科書と同じで（何十年前の話だ？！それに、内容はまったく違いますが）、久々に中学校英語に触れてます。

中身を見ていると、隔世の感がありますなぁ。

ワタシらのときは、単元ごとに長文が載っていて、そのあとに文法事項のまとめがあって、問題があって、何単元かに 1 回リスニングのコーナーがあって……という感じでした。
今の教科書は、半分はリスニングとか会話とかで、試験対策が立てにくい。
そういえば、ワタシらの英語の先生がけっこう強烈な先生で（笑）、教科書の長文を暗記するほどに何度も何度も読まされまして。

で、何とワタシは、中3 のときに暗記した長文の一節、今でも覚えてました。
何かをしようと立ち上がって、数歩歩くと何をするのか忘れてしまうほどの今の記憶力（それってかなりヤバくないかい？）からすれば、驚異的。
……っていうか、言語教育で学んだんですが、人間の記憶には、短期的記憶、中期的記憶、長期的記憶っていうのがあって、すべての記憶はまずその短期的記憶に収められ、そのうちのとって置きたいものが中期的記憶に移行し、さらにそこで定着を図れば長期的記憶になって、「三つ子の魂百まで」になるそうで。
逆に言えば、勉強するときはいかに工夫して短期的記憶を中期的、長期的記憶に移行させるのかが勝負といえそうです。

高1の化学の時間に暗記させられた元素の周期表、36 のクリプトンまでまだ言えるワタシって……。
将来もしも認知症になったら、「水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム……」ってブツブツ言いながら、老人ホームの廊下を行ったり来たりしてるのかしら……。（爆）