La Piazza di Bella Donna

昨夜～今日の早朝のことです。
いよいよウィンブルドン2008の男子シングル決勝でした。
やることもそこそこに、いそいそとベッドに寝転んで観戦開始……のはずだったのに、番組開始と同時にカバーのかかったセンターコートの絵。
あちゃ～、雨かよ～。

とにかく、明日は普通に仕事なんで、なんとしても早く始めて早く終わってほしい。
（できれば3-0でナダルくんの優勝を希望！）

そんな願いが通じたか、試合は35分遅れで開始されました。

コイントスで勝ったフェデラーがサービスをチョイス、そのフェデラーのサービスゲームで決勝戦が始まった。
1セット目の前半は、フェデラーペースで試合が運ぶ。
う～ん、さすがフェデラー、強いなぁ。
いつも試合の途中で気絶してしまうワタシでしたが、今夜ばかりは睡魔のスの字も襲ってこないほど、見ているほうも思わず集中してしまうナイスゲームです。

滑り出しはフェデラーペースだったのですが、ナダルくんは徹底してエッグボール（強いスピンをかけて、バウンドしてから高く弾む弾道）をフェデラーのバックハンドに集める。
フェデラーのバックハンドは、それはそれは美しいフォームなんですが、いかんせんシングルハンドなので、強く跳ね上がる球を高い位置で打たなければならず、どうしてもコースが甘くなったり、浅いボールになってしまったり。

でも、フェデラーだって伊達にランキング1位を200週以上も続けてるわけじゃありません。
フットワークを駆使してバックサイドのボールも回り込んでフォアで打ち、見事な逆クロスでウィナーをとったり、深いアプローチのあとネットに出たり。
短いラリーならフェデラー、ラリーが長くなるとナダルくん……という試合展開です。

最初の2セットを連取して、このまま（希望通り）ナダルくんの優勝か？……と思いきや、次の2セットは両者ともにブレークなしでタイブレークにもつれ込み、タイブレークになるとどうしてもフェデラーに有利になって、3、4セットはフェデラーがもぎ取る。

すでに時刻はAM3:38です……。
ああ、明日の朝、起きられるのか？？
いぃや！せっかくここまで見たんだから、最後まで見届けるぞ！！
そう思いつつ、試合は最終セットに。
あ～、どうなるんだろう……。後半、徐々にフェデラーのフォアに回り込むショットが決まりだしてるし、途中でマッチポイントを握ったナダルくんは、ナーバスになってダブルフォルトしちゃってるし。う～む、結局はフェデラーの六連覇か？

……なぁんて考えていると……リビングでワンコが吠えてます。
なんで？こんな夜中に？？
……と思って時計を見ると

「7:40」

え"？？？？？
何が起こったの？

ぐわぁ～！！！
あれだけ頑張って見ていたのに、最後の最後、勝負がつくところは爆睡してしまっていたなんて！！！

慌ててシャワーを浴び、仕度をしながらニュースで知った。

ナダルくん、優勝オメデトウ……。トホホ。