かお
もうすぐ出発ということで家族でまわる寿司屋へまわるコンベアー越しにカウンターのお客さんの顔とか見ててほのかにヤンキー臭漂う2組の客の それぞれのお母さん髪型とか服装とかノーメイクなりに眉の作り方とか雰囲気とか漠然と似ててかつその(たぶん)まったく知り合いでないおかあさんふたりは顔つきもどっか似てるんだけどでもひとりはちょっと幸せそうでもうひとりはちょっと 幸せそうでない ってんではないんだろうけど ピリピリした雰囲気というかまあ雰囲気なんてひとりひとり違うのは当たり前なんだがかつ誰もそうなろうとしてそうなってるわけではなく知らぬ間にそうなってるであろうことを思うとほのかに幸せ臭漂う顔になりたいもんだなとって一日顔も洗わないまま家族連れでごった返す寿司屋に突入したあたしが言うのもなんですが…近頃いよいよ飛び立つせいもあってかいろんな人に自由人呼ばわりされることが多い悪い気はしないがさほどよい気もしない私の無鉄砲さを称えてくれているのではあろうけどなんつーか現状の不安定さの裏打ちをされているというかそんな中小学1,2年と中高 一緒だった同級生にばったり出会う中高はそんなこともなかったけど小学1,2年まではおとなしめだったのですごく意地悪をされた覚えがあるんだがなー彼女にはそれでも中学校で再会した頃にはもうそんなではなかったのにそんな彼女と立ち話をしたわけだが友人の噂やらなんやらの合間に差し挟まれる「○○ちゃんは勝ち組だけど、私はねー」という発言いーやーだー…とても謙遜なんかも知らんけどなんつうかビンボ臭いそして勝ち負けというカテゴリーが彼女の中に確固としてあることにも驚きちょっと悲しくなったよかつてすんごい負けん気が強くて意地悪だった彼女が…というところもありつつでも意地悪しちゃうのって、卑屈が由来なのかもなー自分でも意地悪だなーと思うときってたいがいどっか卑屈になってる気はする彼女の中では結婚・出世が勝ち組っぽいのでたぶんあたしも「負け組」に入ってるんだろうなーなんて共に卑屈になってみたり…あたし的には俄然、勝ち組なんだけどなーそんときを楽しめてれば…というか己の道を進んでさえいれば