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カテゴリ:日記
■逝紙 - イキガミ。
「イキガミ」という漫画がある。 >> 「この国には、大多数の国民に「生命の価値」を再認識させるため、 一部の若者を逝かせるという法律---「国家繁栄維持法」が存在する。」 全国民が小学校入学時に受ける「国繁予防接種」 その注射器には1000本に1本の割合で、特殊なカプセルが混入しており、 18歳から24歳までの将来あらかじめ設定された日時に カプセルが破裂、若者の命が奪われる。 だが、その若者が自分の運命を知らされるのは、 死のわずか24時間前。 死を告げる紙「逝紙」を受け取った瞬間から、 彼らの最後の一日が始まるのだ。 <<※イキガミ:コミックス2巻より引用※間瀬元朗 「…なんだこの漫画は。」 これが、この漫画を初めて知った時の感想だった。 「人の生死」に、ここまでダイレクトに触れる漫画が、 これまでに存在しただろうか。 突然に「自分の余命は後24時間だ。」と告げられる。 「24時間後に、あなたは死にます。」と通達を受ける。 そのとき人は、どうするんだろう。なにができるだろうか。 残りの時間、どうやって…生きたらいんだ!! …それは、叫びだ。 その人の、「人」の「命」。 その最後の24時間が描かれている。 この作品は、すごくすごく重い。 面白いとかそういう問題ではない。 この作品は「生と死」をグサグサと訴えてくる。 私は、そのたびに、心がズキズキする。 生きることなんて、考えるのは面倒くさい。 死ぬことだってそう、考えるのは疲れる。 でも、いざ24時間後に死ぬと言われて、 自分は壊れないでいれるだろうか。 自分はどうなってしまうのか。 どうするんだろう。なにをするんだろう。 それは死ぬことへの恐怖? 生きることへの希望? 想像するだけで、怖い。 楽天ブックスでは、1巻が売り切れになっていた。 一昨日注文したのに…ものすごく売れてるのだろうか。 1巻→2巻とまとめて読むが吉。書店にも、あまり無いかもしれない。 私は、ただ漠然と、この作品を多くの人に知って欲しいなと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/18 11:35:46 PM
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