■チョコ売ってます。


マッサージをしていた瞬間。


その少し前の話。


彼女さんの地元に到着して、
お家に向かう途中にコンビニに寄った。
電話から聞こえてきた声によると、どうやら体調が悪いらしい。

「ちゃんと飯喰ってんのか、ああん？」

…ジェクトのネタがどれだけの人に通じるだろうか。
ちょっと口悪く書いてはいるものの、
「ちゃんと食べてるかな。ちゃんと寝てるかな。」
なんて思いながら、買い物をした。


お茶は、いくらあっても大丈夫だろう。
ちまたで噂の、トクホの黒烏龍茶を2本。

ちょっとしたパンブームが来ていたはずだ。
マーガリン入りのレーズンパン。

あ、そうそう。ケーキが好きな子だ。
チーズケーキも買っていこう。


あとは、、、まあ、なんだ…
チョコさえあれば、きっと大丈夫だろうと思った。
いくつかのチョコをカゴに入れた。
チョコは簡単には腐らない。
備えあれば憂い無し（うれしいな）である。


熱の時「リンゴ買ってきたよ。剥いてあげるね。」
みたいなことをよく聞く。
「チョコ買ってきたよー。」と言うと、
どこかうさんくさいけれど。これもまた、たのしいな。（？

いろいろ購入して家に向かった。

ちょっと「へろへろ」な彼女さんが出迎えてくれた。


「べ、別に何も買ってきてないんだからね！」


とツンデレを演じつつ、私は冷蔵庫に「備え」を投下した。
冷蔵庫が、賑やかになった。それらの備えは、
数日の間に無くなる事になるのだが。それはまた別の話になる。


まあ、言いたかったことは。
「チョコ屋さん」にだって、なれそうだったということだ。





個人的には、お見舞いモードだったけれど、
もうちょっと上手にお見舞いができるようになればいいなと思った（？