■夜酒

数少ない親友が、
彼女さんと同棲することになった。

一緒にお部屋も捜しにもしたし、
家電製品を買いに付き合ったりもした。
私自身も、なんだか引っ越しをするような気分になれた。
ちょっとだけワクワクしたりもした。


夜、彼から電話が来た。

｢今から行くね！｣的な電話だった。

きっと彼は同棲にあたって、
ちょっとブルーになっているに違いない。そう思った。

私は｢飲みたいんだろう？^-^｣と切り返した。

彼は今酒屋に向かっているようだった。
ああ、やっぱり。お見通しさ！！


とりあえずいつものように
コップとお菓子を適当に用意しておいた。

よく突発的に友達が来てくれる。
それを私は歓迎するし、嬉しいことだと思う。
だって、夜は基本的に家にいるし。
友達といるとやっぱり楽しいじゃない。


同棲に加えて、凹む事があった。そんな話を聞いた。
お酒をいつもよりちょっと多めに飲んで。飲ませた。
結局、そのままコタツで眠りについて、
朝8時頃に彼は帰った。午後から仕事なんだってさ。


今頃、彼は同棲を始めて1週間になる。
彼は、元気にやってるだろうか。
遅かれ早かれ、落ち着いて。
新居？に招待されるのを待とう。