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辛酸を舐めた間柄であればこそ
人の関係は、長く続いてこその物のようです。 短期間、短時間であればどこにでも人間関係は存在しますが、お互いが絶対的な信頼に裏打ちされた関係はそんなに簡単に構築できるものではなさそうです。 「袖すりあうも多生の縁」などと言いますが、只袖を擦りすだけで多少の縁が作り上げられるならそれは人生の話ではなく、行きがかりの話に過ぎないものです。 袖すりあうは、きっかけであって全てではありません。 このたびの歴史的な震災は、大変不幸なことではありますが人々が自然発生的により深い繋がりや人間関係が様々な形で、様々な場所で作り上げられていくものと信じています。 震災に遭遇したもの同志、 助けた人、助けられた人、 支援をする人、される人・・・・・ やはりつらい悲しい体験は人の距離を短くし、より深い関係へと誘ってくれるもの。 喜びの共有体験よりも、悲しみや辛さは涙を伴うだけに人の関係をただの関わりだけに済ませないものが存在します。 辛酸を舐めた間柄であればこそであります。 『辛いという字がある。もう少しで、幸せになれそうな字である。星野富弘』 『どんな幸運な人間でも、一度は死にたい程悲しくて辛いことがある。井上靖「月光」』 『苦労人というのは、ややこしい苦境を優雅に切り抜ける人のことである。サマセットモーム』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.17 00:35:33
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