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「苦は苦を持って制す」
「毒を持って毒を制す」と良く使っていましたよね。 私がその例で一番思い出すのが、猛毒をもつはハブに咬まれた時にいち早く血清を打つのですが、その血清はハブの毒から作られている事を知った時でした。 東大の研究所から開発されたと聞いています。 これで沖縄や奄美大島の人々は、多くの方々が命拾いをしたものです。 普通でしたら思いますよね。 毒を持って毒を制すなんてあり得ないと。 言葉を換えて「苦しみは苦しみを持って制す」、そんな事はないのかと。 もがき苦しんでいる時に、重ねての苦しみは耐えきれないような気がしますがどうもそうでもないような気がします。 その苦しみが償いを必要とするのであれば潔く償った方がいいでしょうし、そうでなく自らに課せられた苦しみであれば、むしろ挑戦的に立ち向かう事の方が苦しみを和らげたり致します。 「楽(らく)を持って苦を制す」道を選ぶと、解決は早く、しかも楽そうに見えますが、却って虚しさを感じ、根本的な解決を得られず、一時凌ぎの解決となるように思えます。 「神は乗り越えられない苦難は与えない」と教えられました。 振り返ってみると確かにそうです。 越えたハードルは案外と小さく見えますし、次は難なく飛び越える事が可能ですし、楽しくさえ感じるものです。 苦しみを乗り越えようと思うならば、厭わず苦に立ち向かう事が必要であって、決して逃げてはいけないようです。 逃げの姿勢は、ますます人生を困難なものとし、挫折と逃走の連続を呼び起こします。 「苦は苦を持って制す」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.23 22:04:26
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