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「命がある事」の有難さを
東日本大震災は私どもの想像を遥かに超えるものでした。 残念ながら命を落とされた方、 未だに行方が分からない方、 家や仕事を失った方、 精神的な支柱を失ってしまった人、 ・ ・ 多分、多くの被災された方々が「助かって良かった」「命があって良かった」と思っておられる事は間違いないでしょう。 或いは、身内やご家族を失って自暴自棄になられたり、悔しさに胸が打ちひしがれた方々もおられる事でしょうし、「出来るなら自分も一緒に死にたかった」とも、一時的には「命など要らなかった」とさえ思われた事だと思います。 命は失ったからどうと言う事ではなく、生きているから命なのであって、存在そのものが大事だと思うのです。 人は命は、存在することで喜びも有り、悲しみも存在する訳で、そんな一喜一憂が命の齎す最大の機微であって、だからこそ人は生きようと努めるのであります。 最近、頻繁に告別式に出る事になりました。 確かに悲しみに打ちひしがれますが、時の経過とともに少しづつ少しづつ離れて行くのを感じます。 いつまでも癒えないのようではありますが、記憶の片隅から全部ではなくても消えて行くのを抑える事は出来ません。 そんな無碍な事を言わなくてもと言いますが、命あってのモノダネ、命あっての語り草だと思うのです。 ですから、命を授かっている事に心から感謝の気持ちを忘れず、大切にしなくてはいけないと思われます。 人間の尊厳を語るには、幾ら時間があっても語り尽くされるものではありません。 それにも、命の存在の大切さが根源ではないでしょうか。 与えられた命は、与えられた時間の限り大切に!! 『あなたが死なないで生きられる見込みは、千に一つの割合だ。 きみよ、生きよ。生きたほうがよい。 命があってこそ諸々の善行をなすこともできるのだ。ブッダ』 『命を知れる者は天を恨みず、己を知る者は人を恨まず。「十訓抄」より』 『命があるかぎり、希望はあるものだ。セルバンテス』 『人生に命を賭けていないんだ。だからとかくただの傍観者になってしまう。岡本太郎』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.01 18:33:38
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