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通勤の道すがら、デイサービスセンターの前に、小さな黒板がイーゼルに立てかけてある。よく喫茶店の入り口でランチメニューなどを書いてある、あれだ。
そこには短い文章が、毎日書き替えられており、気になって足を止める。 「暑い一日。水分とって、体調に気をつけて」 そんな言葉に触れると、「本当に暑いなぁ」と感じる一方で、胸の内にすーっと清涼感が漂う。今日も一日、頑張ろうか、と元気をもらう。 聞くと、開設以来3年半、平日は欠かさず続けているという。地域とつながっていられるようにと職員の発案で始めた。 毎朝、職員や看護師十数人が順番で、身近な出来事や四季折々の話題を文章にして、道行く人に、ささやかだが、心のぬくもりを伝えてきた。 「いつも読んでますよ」。いつしか、反響も寄せられるように。 「こんな優しい人らのお世話になりたい」と施設利用のお年寄りが来たり、「一緒に働きたい」と就職希望者が来たりと触れ合いの輪は広がった。 ただ、介護現場の実情は厳しい。今月、公表された財団法人「介護労働安定センター」の調査では、昨年度の介護労働者の離職率は21・6%で前年度より上昇した。低賃金などが原因という。 神戸で、独り暮らす私の母も週1回のデイサービスを楽しみにしているが、最近は昼食の配膳(はいぜん)時間が遅れ気味だなどとこぼす。どうも職員数が減ったせいらしい。 「後期高齢者」と妙な呼称を与えられたお年寄りもつらいだろうが、サービスを切り詰めざるを得ない、介護現場も切なかろう。 「毎日の言葉は、職員が自らを励まそうという意味もあるんです」。そう明るく話すセンターの職員さんたち。頑張って。 2008年7月18日 読売新聞 若輩者の私にとっては、有名な美術品・絵画や綺麗なものを見て「綺麗」とは思わなかったと思いますよ、以前は・・・ 多分 日々の生活などの事で、“いっぱいいっぱい”だったのでしょう! そんな中、今日 「ぬくもりの言葉」を見て、何となく素直に心に染み入って来ます。 それも、日々高齢者と一緒に居るせいか・・・? 私が年を取ったせいか・・・? またまた、関連深いデイサービスの話だったせいなのか・・・? なにしろ 高齢者や障害者は、比較的外出はしない人が多いです。 部屋に閉じこもってばかりいる高齢者や障害者は、日々の生活の中で“ささいな変化”を特にデイサービスで求めているかも知れませんね! こう思っている人が居る以上は、デイサービスの存在・運営だけではなく、 利用者の気持ちも大切にして頂きたいと思います! デイサービスで何が出来るのかは、デイ提供者次第ですかね・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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