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ジョギング中は、漂うにおいに敏感だ。
とりわけ夕方の住宅街ででくわすサンマか鯖を焼くにおいは強烈だ。料理を頭にうかべて、それで頭がいっぱいになる。すき焼きのにおいも強烈だ。食べ物のにおいに釣られるのは仕方ない。あげればキリがない。 でも食べ物と関係ないにおいもある。鉄工所のにおいなんかは強烈だ。前の道がサビでうっすらと茶色くなっている町工場なんかの。 秋口の野焼きのにおいも複雑だ。 出くわしたにおい、それぞれが違っているようで、でも共通点があるような気がする。子供のころ、近づきすぎて煙に涙した記憶とともに仕舞われているにおい。昭和の世代だけの反応かもしれない。 里山では煙がところどころに立ちのぼる。 近くを過ぎるとき、実りの豊かさのにおいでもいうようなにおいが、しばらくのあいだ薄く漂ってくる。 稲刈りの終わった田んぼの畦にそって、彼岸花がつらなっていた。 町では道にそって、秋祭りの提灯がつらなっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.21 13:18:03
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