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カテゴリ:横浜あれこれ
裁判員制度が導入される一週間前の今日、5月14日(木) 裁判や法律に関して皆無の私が何を思ったか 裁判の傍聴をしてきました まず、きっかけは、横浜地方裁判所の中が見てみたい 裁判員制度が今月から始まる事から、一度裁判の傍聴をしてみたい 比率は、前者9に対し後者1の割合(笑) ネットで裁判の傍聴案内を調べ一番近い日にした 外部しか撮影できません
時間は10時10分開廷、裁判の内容は、詐欺事件とあった とりあえずこれにしようかな?事件の内容などは勿論知らない 当日10時すぎ到着、西玄関前は30人位?の行列で 裁判を見に来る人の多さにビックリ(自分もなんだけど) 傍聴券というものを(白い切符の様なもの)手にしている もう券は無いのか…と思い傍の受付の青年に聞いてみた 「民事ですか刑事ですか?」の問い 当てずっぽうで「民事です」って言ったら 「何時からの裁判でどのような?」と聞いたので 先日調べておいた内容を言うと、即「刑事ですね~!」 との回答に、私「ハァ…」民事も刑事も分からない奴が… 刑事事件は直接、法廷に行って下さいとの説明に 6F604法廷へ、エレベーターの中は弁護士、検察官らしき人 傍聴人らしき人でいっぱいになった、緊張する~ 604法廷には傍聴人が14人、法学生らしき男性 スーツ姿の30代位の男性2~3人 残りは、50~60代位の男性が…で私(一応女性) 目の前に裁判官(50代位の女性)右側に青年検察官 左に初老の弁護人、その前に両脇を拘置所の刑務官に挟まれ 両手は手錠で胴体は縄で繋がれて入場した被告人が座った 良くドラマで目にする光景だ~始まり始まり・・・ 検察官の起訴状の朗読が延々と続く 耳をダンボにして必死になって聞いてはいるものの 早口で(こうしなければ終わらないんだな~)話が理解できない それもその筈、分厚い資料をアチコチ捲りながらの朗読 左脇には、六法全書が…資料を作るだけでも大変な作業なのだ その後、弁護人から被告人の反省書と上申書の簡単な説明 弁護人は弁のたつ人じゃなきゃ駄目なんだ~(当たり前だろ~!) いい歳して、今更ながら感心した次第でした そして、被告人が裁判官の前に立ったかたちで 検察官の冒頭陳述や被告人に対する質問が続く この辺りでようやく事件の内容が分かり始める 振り込め詐欺に係る犯罪の共犯容疑の被告人Aは Bという男に頼まれ、自分名義の銀行口座、クレジットカードを作り Bに渡した(暗証番号も)その後その口座には 騙された人のお金が振り込まれ、Aの名義であった為、あえなく御用 Aは事件の関連性は知らなかったと供述しているが、疑問 その辺りをやはりしつこく突っ込まれる Aは30歳の男性、気がつかない筈はないだろう~ってか 共犯と思われても仕方がない、でも報酬は受け取っていないらしい 他にAには消費者金融の借金があり、H銀の口座だけで6つあるという ムム…すっかり刑事になってる自分がいた(笑) そして、検察官の被告人に対する論告求刑・弁護人の弁論があり 裁判は幕を閉じた。判決が下るのは21日の午後 裁判員制度の始まる日だ 最後の弁護人の弁論はやはり素晴らしかった 人は弱く、誰でも間違いはあるもの 私も一瞬、にわか刑事になって事件を検証したりしたけど…(汗)
初傍聴は思いがけなく感慨深い体験で、再度機会があれば 傍聴したいと思いました かかった時間は1時間10分、被告人の脇にいた 若い刑務官が眠そうに、目をショボショボさせていたのを思い出し 帰りながら笑いがこみあげました~
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