Ｂｏｏｋｗｏｒｍ

　２１日の今日、東京では桜の開花宣言がされた。

　王監督がこれほどはしゃぐ姿を初めて見た気がする。
　シャンペンを浴びながら、こんなに緊張して…、こんなに嬉しいものとは思わなかったと明かす。

　大いに燃え、悔しがり、戦い、歓喜する。
　これほど喜怒哀楽をイチローが示すとは…、
　また、たくさんを語ってくれたことも…以外だった。

　彼の野球に対する真剣さを深く感じる。

　何が一番、モチベーションを上げているのか？に対して、
　「日の丸を背負っていること」

　アメリカの野球に何か伝えるとしたら？
　「ダックアウトは本当に汚いので綺麗にした方がいい」
　
　そして、チーム全員が監督を世界一にしたかったと、言う。

　日本国内にいながらにして、ごく、少数の人々からしか感じ得なかった祖国愛を素直に口にする。

　“ウリナラ人（爆）”にも清々しい気持ちとして受け止められると信じる。

　チェ・ゲバラを連想させる国の人々もそうだ。
　経済制裁を科した国のゲームに参加することへの意義以上に、野球をする意味を極めたことだろう。
　
　試合後の握手もしかり、イチローとのツーショットを望みカメラに喜んで納めていく。（彼らの最高の土産となるだろう。）

　終わってみれば、結局、良いことづくめ。
　ドラマチックなＷＢＣ物語だった。