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テーマ:韓国!(17189)
カテゴリ:生活
母は、相変らずチャングムのビデオを観続けている。
今日は、チャングムが医女になることを決心して猛勉強に励む内容だった。 チャングムが医学書を音読しながら暗記している。 “あれ~?!”ちょっと。。。。 今までには気がつかなかった少しばかりの違和感を持った。 そうだ!こんな風じゃ無かったんだと。。。。 18年前に92で他界した祖母のことを思い出したからだ。 祖母は“ヤンバン(両班)”を自負していた。 ヤンバン→近世朝鮮中歴以後、李朝時代に主に官僚と有 識層を指すことば。 東班(文官の班列)と、西班(武官の班列)を合わ せて呼んだ言葉だった。 後に“士大夫階級”を意味する言葉に変わった。 (東亜国語辞典より抜粋) たしか、この世代の人は封建的で、特に女性は文字の読み書きを学ぶことがままならなかったと聞いたことがある。文盲な人がまだいた時代。 だが、祖母は読み書きが達者であった。韓国に住む親族にも手紙をしていた。 幼い頃の記憶では、祖母がハングルを読む時には独特の抑揚があった。それは、リズムにのった経文の詠みと表現できるだろうか、多分近いと思う。 韓国に、“パンソリ”と云うものがある。 沈清歌・春香歌のような劇的な要素で成り立っている歌を、一人で演じる芝居のようなもの。 このパンソリの台詞合わせのようなイメージに近いだろうか。。。。? 残念ながら、チャングムのドラマの中では聴けそうも無いかぁ~。 今の時代だったら、MDに録音して置くのに~。惜しい。 どこで字の読み書きを習得したのか、知って置くべきだったと悔しく思う。 祖母は、正式の名前を持っていた。 あたり前のことをと思われるが、この時代までに至っても女性は自家の尊氏以外に名を特別持たなかった事実もある。 以前、戸籍謄本の訳文を請けたときに、妻の名の欄に実家の姓しか記載されていない方々が多かった。 祖母の名前でちょっと、面白い記憶もある。 近くの医者へ一緒に行ったときのこと。 受付で名を呼ぶ。 “小鳥さ~ん。” え~っ!と、そのニュアンスに苦笑した。 きっと、通称名を~こと、と書いてあったのだろうか? 診察券を渡された時に・・・おやマァ~。苗字の横にコトリとしてある。 なんて、かわいい名前なの?とその当時、祖母に笑いながら冷やかしもしたものだ。 祖母も微笑みながら、こう答えた。 “カワイイだろう~。私にピッタリだね。” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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