Ｂｏｏｋｗｏｒｍ

　初夏にかけて、楽しみにしている植物があります。
　
　毎年、春頃に、根、葉の茎などをチェックして、株分けしたり、２０年以上も育てているんですよ。

　で、梅雨入りを境にして、葉の茎部分がかすかに膨らんで来たら、いよいよ花時とばかりに（お産のようですね｡）白い帆掛け舟のような花を待ちます。
　実は、花と勝手に私が思い込んでいるだけで、花ではないそうです。
　
　
*　花ではなく、仏炎包。
*　花は、帆掛け舟の心棒のようなもの。花序と言う。（花粉が多いです。）
　
　別名　　：スパシフィラム
　科・属名：サトイモ科スパティフィラム属
　原産地　：コロンビア、グアテマラ、メキシコ南部、中央アメリカ
　分類　　：非耐寒性、常緑多年草
　花言葉　：爽快、清々しい日々
　
何となく品を感じられます。

　私が、麹町の業界専門誌出版事務所に出向していた頃です。
　チャイムが鳴り応対に出て見たところ、大きな籠を背負った行商のおばあさんが、植木鉢をいくつか勧めるのです。
　あまり、売れなかったのでしょうね。
　籠にはまだたくさんの鉢物が入ったままでした。

　で、３鉢買ったらいくらだとか。。。少しでも、軽くなりたい気分だったのでしょう。。。
　
　一つ、選んだのがこのスパティフィラムだったのです。
　支払をして、鉢をカウンターに置いて、ドアの方に戻ると、おばあさんの姿はそこにはもう、ありませんでした。替わりに鉢植えが戸口に二つ置いてありました。
　追いかけて持ち帰って頂こうと思ったのですが、やめました。

　おかげで、三日かけて家に持ち帰りました。そして、長い間の楽しみが増えた訳です。


　室内で育てます。（直射日光は好みません。）
　水やりは、少なめにしてきました。