Ｂｏｏｋｗｏｒｍ

　朝、起すと眠そう。
　なのに、娘たちは、しっかりと朝食は取る。以前から可笑しいくらいな習慣？

　長女の小学校の入学式で、校長先生が言った話。
　“朝、学校に来るときには、必ず、朝ご飯を食べて、〇〇こをして、登校して下さい。
　朝、ご飯も食べられないほど、体の調子が悪いのなら、働けません。”

　この言葉が、娘に、掟のようにインプットされている。

　母が努めた訳でもないので、今も嬉しく思います。
　
　新聞で、２０代ひとり暮しの男性は、66％もの人が朝食を抜いているとあったので、驚きますね。
　
　また、長女のクラスでは、昼食すら抜いちゃう（ダイエットもしくは、小遣い稼ぎ）子がいると言う。

　忙しくとも、食事は、こまめにしないと大変なことになりそう。
　
　実は、私も、朝食抜きは当たり前な生活者だったのです。
　胃弱な体質もあってか、朝の目覚めも悪く、食欲もなくて。
　忙しいを先行させれば、食べることなど後回しの理屈となり、空腹時または、通り超して、空いた時間に食事をとるのが習慣となり、結果、２０代の初めに十二指腸潰瘍を患いました。
　痛いですよ～。背中（すい臓まで圧迫する段になり）まで痛み出し、夜も眠れぬ状態が続きましたね。
　まだ若かったものですから、気力もあり、やることをきっちり終わったら病院へ検査に行ってみようなどと、安易に思ってました。（狂ってますね。健康あってのことなのに。）
　
　とうとう、倒れます。手遅れでないので、幸い生きてましたが、開腹手術をしました。
　麻酔効いて痛くないだろうと思ってたら、大間違い。
　その後が大変です。術後、痛み止めなんてホンの気休め程度でしたから。
　そして、徐々に食事療法。これまた大変です。
　王監督は、内視鏡の手術でしたが、恐らく、制限せざるを得ない食事で、痩せちゃったのでしょうか。
　異物が入ったかのように、繰り返し嘔吐をもよおすんです。油断するとあっという間に胃が縮んだりで、精神的にもやる気の出ないダンピング症状に陥ります。吻合部潰瘍すら危ぶまれたりで社会復帰に一年くらい要するかな？ともあれ、そのときは、まだ若かったのでましな方でしょう。

　朝食は、胃の準備体操のようなものと思い、スープでも味噌汁でも、入れて出かけた方が無難でしょうね。それも不可能な人は、校長の言ったように、一日頑張ることすら無理、不調なのかな。
　
　最近、ランチタイムを楽しむお母さんたちは、食事時間をキチッと守ってます！（笑）
　だけど、３時過ぎ頃にファミレスで子ども連れて食事してる姿も、多く見かけるんだけど、不思議。
　親の身勝手な体内時間を、これから社会に出て行く子どもたちと、平行させる訳には行かないと思うのだけど。
　どんどん便利になる意味と、不精になるの意味は違う気がする。