Ｂｏｏｋｗｏｒｍ

　友人の娘さんの通う学校、文化祭に行って来ました。
　ブラスバンドに所属していると聞いてました。
　今まで、一度も観る機会がありませんでした。
　
　もう、高校二年生。今回の学園祭での演奏で引退すると言います。
　中高一貫校で、これから大学受験に集中するための慣わしのようです。
　ぜひ、聴かないと！！と、臨席したのです。

　度々、話しを聞いてました。
　3年前に東京の外れへ引っ越してから、始発電車を待つ間に朝食のオニギリを口にしたり、昼は、簡単にサンドウィッチで済ませての練習。クラブ活動のあとには、予備校のゼミへと。。。
　もう、クラブ活動が生活の一部になっていたし、楽器が、心の支えだったとのことです。

　講堂での演奏も、そんな話の回想だったのか、二年生のソロをメインに聴かせてました。
　スウィング。アンコール。
　演奏中に感極まり音が飛ぶことがないように。を、全員で決意したと言います。
　保護者も胸が熱くなったことでしょう。

　出口で、送り出します。
　もう、心置きなく濡らすことのできる涙。

　「お疲れさま」の声に、赤い顔が誇らしかった。。。