Ｂｏｏｋｗｏｒｍ

　寒くなりました。冬を、しっかりと実感できるようになりました。
　早朝、池袋駅地下街を歩いてみると、大きなダンボールを持ち込み、寒さしのぎに寝床がわりに使用している、何人かのホームレスを見かける。
　不思議に、7時頃から片付けだし移動するそうです。
　しかし、ここで夜を明かすとは、寒いことでしょうに。
　断定されない二者がいて、暗黙の了解なのだろうか。

　今から10日ほど前のこと。
　娘たちの出かける姿を見送りながら、箒を持ち、いつものように家の前の通りを掃き始めた頃。
　サイレンけたたましくも消防車、パトカー、救急車が、わが家の隣のマンション前で停まった。
　数秒後に自転車に乗ったおまわりさんが手招きして、裏の通りの方へ呼んでた。従ったのか、消防車と救急車は移動していった。パトカーは、サイレン灯を下ろして停車したまま。
　何が起きたのだろうと不安だった。
　掃き掃除を終えて、裏道をほんの少し覗いたが、人、一人いなかった。

　そんな出来事と繋がる話を本日、姉が耳打ちしてくれた。
　裏の道は、公園と繋がるのだが、背たけの高い木々が植わっている。
　何と、その木に自殺者が発見されたようだ。
　ここら辺の土地持ちの地主さんの所だったので、他言することを周囲で躊躇っていたそうだ。
　近くの公園でも何件かの自殺事件が、過去あったのだけど。

　年末になるとそれなりの事情を抱えた方たちが。。。
　ショックなことだ。