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カテゴリ:スポーツ
女子フィギュアスケートで安藤美姫が優勝した。
大会前より韓国のキム・ヨナが腰の不調を訴えながらの来日を伝えていた。 確かにショートプログラムのときには膝が真っ直ぐ伸びてなかったようだ。 まわりでは流石の貫禄だとか、これで自信がついただろうとか言っていたが、腰痛をかばってか膝が、いつもの彼女の柔らかくのスラリと伸びた手足のように映らなかった。 バレエなどのレッスンときに講師が必ず口にする言葉が頭にかすめる。 お首長く。 お尻出さない。 膝曲げない。 背中、真っ直ぐ。 (基本姿勢を常に意識させる。) 今のモデルさんは知らないが、以前のモデルの足を評価するときにも“膝”を注視した。 『すら~りと伸びた脚』の表現には、膝がネックにならない。 ヒールを履いて颯爽と美しく歩く姿に、足首より足を切れよく踏み力強さを感じたり、腰までの脚が伸びやかに見た目を惹くのだ。そのために上半身は真っ直ぐに堂々と、視線は当然遠く、高くなければならない。 銀盤上のスケートとその姿勢が安定感を与える。 手と指さえもしなやかな表情を、その柔らかな肩より生み出してるように見える。 若手がぐんぐん追い上げてくる中で、シニアらしさとはこの安定感の“美”かも知れないと優勝した安藤の滑りで感じた。 自分のスケートを通じて何かを伝えたいと云う域に踏み込んだろうか? まだまだ自分のスケートを見つけようとしているうちは、不安定だったようだが。 TVインタビューの際、あるコメンティタが安藤美姫と浅田真央に聞く。 『キム・ヨナさんがこけて、“しめた”と、思いませんでしたか? あほちゃう?愚問じゃないの。野卑だわ~。 スポーツマン精神にのっとって、同じスケートという種目で苦労してきた仲間でありライバルなのだ。故障の辛さも同じく皆が経験済み。夢を壊すような質問だったかな。安易に口に出せませんよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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