最近読んだ本 「木の中の魔法使い」 ロイド・アリグザンダー
木の中の魔法使い昨日はミリタリー、今日は児童文学ってかw。あんまり期待しないで読んだんだけど、これがなかなか、結構面白かった。さすがアリグザンダー。ほんとはプリデイン物語を読み進めたいんだけど、二巻以降が(値段が高すぎて)手に入れられないので、たまたまブックオフで発見したこれを読んだってとこ。正直言って、この本は表紙で損してるね。あと、題名も。表紙の絵と裏表紙の紹介文を見たら、とんまな魔法使いのお話かと思っちゃうもん。ところがどっこい、そのとんまぶりもちゃんとした理由があるわけで、作者の深~い考えがあるわけなんだよね。けっこうファンタジー買うときって、表紙である程度選んじゃったりするところがあると思うし、わざわざこんなカラー絵載せるより、白黒のペン画を載せておくほうがずっと購買意欲をそそると思うなぁ。挿絵のほうがずっと雰囲気あるもん。それにしても、実世界と密接に関係していて、なおかつちゃんとファンタジーしてるところはスゴイ。夢を夢だけに終わらせないで、きちんと「明日」に目を向けさせているところなどは、ほんとうに作者が読者である子供のことを考えているってことなんだろうね。これは絶対にウチの子にも読ませよう。