VWトゥーラン ドライブシャフトブーツが・・・
エンストの話はとりあえず脇に置いておくとして、スタッドレスタイヤの用意をする方が先だ。先日ホイールから外したものをトゥーラン用のアルミにはめていく。タイヤが新しいからか、スルスルはまってゆくので楽だ。はめる対角側は足で落としておく。コレ基本。エアバルブは新品に交換。専用工具があるので、安いので買っておいたほうが良い。ホイールのビード部は紙やすりでキレイにしておく。タイヤのカスなどが張り付いているので、気持ちの問題だが自分でやるのだからこのくらいはしておきたい。軽点も一応合わせる。タイヤを完全にはめる前に合わせておくほうが無難。はめてしまうと動かせなくなるかも。タイヤがはまればコンプラッサーから空気を入れてビードを上げる。空気圧よりも空気量が必要なので補助タンクをつなげて流量を稼ぐ。インパクトレンチで大トルクが必要な時も圧よりも供給量が大事になってくるので意外と補助タンクの出番は多い。去年、ランクルでは苦労したビード上げだが、サイズのせいもあるのかもしれないが、リムチューブを使うまでもなく速攻でビードが上がる。ちなみにビード上げの時はタイヤバルブの虫は抜いておく。そして一気に空気を入れるようにする。よくある押し当てて使う空気入れではなく、チャックできるもので両手がフリーにできるものが必要。当然、虫がないので先にバルブの付いてる空気入れは使えないので注意。タイヤがはまれば、はめ換えといきたいところだがバランスを取らねばならない。ランクルはバランス無しでいったが、さすがにトゥーランは高速走行が多いのでそういうわけにはいかない。タイヤショップでのバランス工賃の相場は1000円~/本だ。だが、ウチの近所のガススタではなんと500円!!これは助かる。ちなみに四駆タイヤは倍の1000円。ついでにランクルの前輪タイヤもバランスを取ってもらうことにする。実家の車を借りてタイヤ6本積んでガススタへ行き作業をお願いしてバランス完了!〆て税込4320円也。このスタッドレスはタダでもらったものだから、はめ換えは自分で行ったし、バランスの2160円だけで手に入ったことになる。もらった人に聞いたところ、なんとワンシーズンしか使っていないし、距離も1000kmも走ってないそうだ。ほとんど新品やん?!スタッドレスタイヤが用意できたので早速交換しておく。最近急に寒くなってきたので、雪が降る前の交換がキモである。スタッドレス交換のときは足回りの点検もしておく。パッドが減ってないか、ブレーキ液の漏れやホースの破損はないか。ガタはないか等など。まあ、この車は3万kmしか走ってないし、何もなかろう・・・ん??このオイルはなんだ?いやグリスか?うはっ?!マジか!!!ドライブシャフトブーツがパックリと割れておるではないか!!!!!ぐはっ!!やられた・・・。マジか・・・。ここに来てこれはちょっとダメージでかいぞ。ああ、どうしよう。ブーツ交換か・・・。普通に考えるとハブからシャフトを抜かないと駄目だ。ハブナット堅そうである。とりあえず試しにハブナット(ハブボルトだった)をインパクトで緩めてみる。27mmソケット・・・あったぞ。インパクトで(逆ネジじゃないよな)ガツっと・・・緩まない・・・。はぁ~アカンか。まあ、最後の手段として3/4インチヘッドの化け物みたいなラチェットも持ってるので、タイヤはめたままハブ穴からソケット入れて緩めることは出来るだろう。だが、問題は整備時間だ。実作業に半日、なんだかんだやってると一日作業になることは目に見えている。タダでさえ忙しいのに・・・。設備の整ったガレージとは言わないが、工具類が収納できるちょっとした倉庫と屋根と壁と照明のあるガレージさえあればなぁ・・・・・・いかんいかん、現実逃避している場合ではない。とりあえずスタッドレスにはめ換えて作業は完了。道具を片付けてから、ネットで調べてみる。特に作業は問題なさそう。ジョイントも簡単にばらけるようだ。部品代は3千円くらいはするのか?ハブボルトは交換か。周り止めはないのでそうなるか。ブーツバンドが面倒なようだ。このタイプは専用工具が必要になるが、なんとか既存の工具で代用できるか?うーん、どうしよう。スピージィ・・・パッカンブーツでいっちゃう?あまり使いたくはないのだが、この際贅沢を言ってられない。検索をかけてみるとアマゾンでトゥーラン用が4205円也。型式を見てみると2.0GLI用のようだが、1.6Eも同じかな?色々と調べてみるも、確証は得られない。買ったはいいが使えないでは話にならんし、どうするかな。GLIだが一つ古い型のVW-01Rというのを使っている人はいるようだ。ゴル4などと同じだとの記述あり。意外にサイズは変わっていないようである。車パーツならモノタロウがあるなと思い調べてみるが、件の01Rは取り扱い終了となっている。うーむと悩んでいると、ページの下のほうに代替品有りとの但し書きが。ミヤコブーツのMタッチブーツのM-543Gが同等品として3930円で販売している。スピージィより安いやん?休日割引で5%オフの3733円でゲットだぜ。3,240円以上ご購入で送料無料!ミヤコ自動車工業(Miyaco) Mタッチブーツ(分割式ブーツ)M-543G 1セットちなみに、パッカンブーツは整備士には不評で、なぜかというと隙間からグリスが漏れてくるのである。もちろんそれでも車検は通るのだが、ホイール内側がグリスだらけになって非常に汚くなるし、漏れているということはそのうちグリスが無くなるということで、そうなるとジョイントが駄目になり例のパキパキ音が出てしまうことになる。それと、作業が簡単なので工賃が大幅に安くなってしまう(こっちの方が問題かもw)。通常のブーツ交換なら左右で15000円ほど工賃が発生するが(国産車)、パッカンだと5000円もらえれば良いところ。なれた車種だと左右ブーツ交換くらい1時間もあれば出来るので、けっこう美味しい修理なのだが、パッカンははめるのが割りと面倒で同じくらい時間がかかってしまうこともあり、あまりやりたくない作業だった。でも客に、パッカンでやってね、と言われれば断れないので(苦笑)。スピージィやこのMタッチははめるだけのファスナータイプ。必ず隙間は出来るので漏れは必ずあると思ったほうが良い。では、溶着タイプなら大丈夫なのか?と思うだろうが、それでも漏れてくることはあるのだ。もちろん、はめ込んである部分は溶着してあるので問題ないのだが、アウトボードボディやシャフトの部分、つまりバンドで締め付けてあるところから漏れることが多い。おそらく、ある程度の汎用性を持たせるためにサイズが若干アバウトに作られてあるのだと思うのだが、そのせいで若干の隙間が出来ることがありそこからグリスが漏れてくるのだ。純正はほんとにピッタリとはまり、バンドをはめるとびくとも動かないくらいボディに密着するのだが、パッカンは物によってはバンドを締めても手でブーツがグルグル回せるくらいの状態の場合がある(緩いわけではない)。まあ、それならグリスも漏れるわけだ。今回はそういうことを承知で敢えて選択。割れたまま走るよりはいいだろうと思うし、気になるなら時間が出来た時にちゃんとしたものに交換すればよいだけだ。ということで、部品は購入した。作業は次回ということで。