ランクル70 噴射ノズル脱着・清掃
少し前の作業なのだが、書くのを忘れていたので・・・。最近、少しエンジンの振動が大きいと感じていたのでエンジンルームを点検していると、噴射ノズルの音がやけにアンバランスに思えたのでロングドライバーを聴診器にして各気筒の音を聞いてみると、なんと一番の音がほとんどしていないように聞こえた。うーむ、まさか三気筒で走っているのか?やたらとパワーが無いのは、3Bエンジンだからということではなく、噴射ノズルが詰まりかけているからなのだろうか?燃料がだだ漏れという可能性もあるが、それだと黒煙吹きまくりで車検にも通らないだろうから、不良だとすれば詰まりだと考えられる。とりあえず、ノズルを外してみよう。燃料配管はすぐに外せるのだが、手持ちのソケットでは本体の27mmのナットに届かない。マニュアルでは特殊工具を使用となっている。たぶん、27mmのディープなら届くはずと考え、モノタロウでサクッと購入。あぁ~、また工具で金が飛んでゆく。無骨なデザインだが、安いのだから問題なし。ちなみに、ノズルを分解するのにもSSTが必要だが、このディープソケットなら根本が肉厚なので両脇をサンダーで削ってバイスに咥えられるようにすればSST代わりに使えるなーとか思っている。とりあえず、一番と三番を外してみた。少しわかりにくいが、思ったほどカーボンが堆積していない。これで詰まりが起きるか?というか、一番も三番も同じような感じだ。それより、腐食してるようなのが気になる。水が染みているのだろうか。とにかく、せっかく外したのだからエンジンクリーナーにしばらく漬けてから清掃。こんな感じで、きれいになった。本当ならノズルテスターで噴射状態をテストしたいのだが、テスターはオクでも25000円ほどするので、ちょっと躊躇してしまう。新品交換すると高いかもしれないが、内燃気屋ならノズルのオーバーホールくらいはしてくれそうだしなぁ。アリババなら10000円程度でノズルテスターが購入できそうだが、ランクルのノズルが接続できるか微妙だ(VWなど外車仕様のようなのだ)。悩んでいても仕方がないので元に戻すが、そのまま戻しても能がないので、一番と三番を入れ替えて装着。配管も元に戻して、エンジン始動。特に今までと変わりない振動。ドライバー聴診器で音を聞いてみると・・・全部ちゃんとカチカチ音が聞こえている。これは治ったというよりも、そもそも自分の聞き間違えか?早とちりというやつだろうか。結果的にパワー感などは変わりなかったのだが、車検の黒煙テストにも合格しているので、ノズル不良は考えにくい。だが、噴射ポンプは数年前に交換しているので、ノズルの劣化があったとしてもそのときにポンプを劣化したノズルに合わせて調整しているとしたら出力の低下があってもおかしくないような気もする。いずれにせよ、そのあたりのことは今の自分の手に余る作業だ。現状、特に問題なく走行しているのでそれで良しとするしかない。相変わらず、手をかけてもテンションが上がらない車だ。トホホだよ・・・。