バリオス 冷却水交換とチョイ運転
水冷のバイクに乗るのは久しぶりなのだが(GF以来だ)、購入してから冷却水がどういう状態か気になっていたので交換することにした。購入先は一応ショップだったので一通りの点検はしてくれていたようだが、かなり適当なところもあったので、念のためということだ。ネット情報によると、抜けてくる冷却水はせいぜい一リットルとのことなので、手持ちのクーラントで足りると判断して、早速作業に取り掛かる。エンジン下部のウォーターポンプ部のボルトを外すと水が抜けてくる。一見すると薄いようにも見えるが、匂いなどで判断すると交換して間もないようだ。まあ、洗浄したと思えば良いか。錆などが出てくる気配も無いので、エンジン内部の水路は問題ないだろう。手持ちのクーラントを倍に薄めてラジエターに入れてエア抜きして完了。せっかくなので、試運転がてらちょっと乗ってみることにする。なんといっても、まだほとんど乗っていないのである(汗)。なかなか時間が取れないというのもあるのだが、一番の問題はちゃんと走ってくれるのかという不安だ。チョイ乗りは何度もしているが、距離を走った時にどうなるかは、走ってみないとわからない。だが、走っていった先で何か問題が起きたら・・・と思うとなかなか走り出せない。今から考えると、免許を取って間もない頃はそんな心配をしたことが無かったなぁ。後輩が乗らなくなったからと言って譲ってくれたバイクをもらいに行ったときも、何ヶ月も放置されていたものを遠方からいきなり乗って帰ったし、個人売買で手に入れたカタナも整備もせずに乗り回してたし・・・。若いって素晴らしいね(笑)。とりあえずは、最悪でも迎えに来てもらえる距離で走らねば。近所のバイパスがちょうどよい塩梅なので、南へ走ってからユーターンして自宅を越えて北上しそれから下道へ降りて一般道を帰ってくるというコースにする。ちょうど子供がおじいちゃんのところへ行きたいというので、バイパスを南へ走ったところにある実家へ乗せていってやることにしよう。休みの日はバイパスが混むので、すり抜けの出来るバイクはうってつけだ。ただし、タンデムは危険も伴うので、まだバリオスに慣れていないうちは非常に緊張しながらの運転になる。幸い、昼過ぎのバイパスは空いており、快調に飛ばしながらのクルージングであったが、ネイキッドは空気抵抗がすごい。飛ばす車が多いので勢いこちらも飛ばさざるを得ないが、これはこれで緊張するなぁ。SRに乗っていた時、高速で150km/hで巡航とかしていたのが信じられなくなってきた。自分の記憶違いかな?と思えるほどだ。この日は非常に天気が良く、バイパスにはツーリングのライダーが多く走っていたが、皆とても気持ち良さそうに運転していたのだが、こっちは必死だ・・・。自分がとてつもなく下手くそに思えてきてしようがないぞ!とまあそんな感じで実家に到着し、子供を降ろして再出発。走りっぱなしではなく、こうやって一旦エンジン停止した後にちゃんと再始動できるかということも要チェックポイントである。今度はバイパスを北上し、自宅近くのインターを通過して北上する。以前もこのコースを走ったことがあるのだが、このときは途中でビビッてユーターンして帰ってきたのだが、今回はもう少し先のインターまで走る。不安感からか、心なしかエンジン音に変な音が混じっているような気がする・・・が、よく聞いてみると前を走っているトラックの排気音だったw。20kmほど走ってインターを下り、一般道へ入る。赤信号で止まるが、ちゃんとアイドリングしている(当たり前だが)のを確認しながら、そのまま下道を走って無事帰宅。合計で48kmほどの走行だったが、特に問題はなかった。バイクを楽しむ余裕はまだなく、緊張で上半身がガチガチだw。ホッと一息ついてバイクをガレージに入れようとすると、嫁が「買い物つれてってーな」と言うではないか。「今から?道、混んでるで」と言うと、「バリオスで」ときた。なぬ?バイクで?「ちょっと乗りたいやん?せっかく出てるし乗せてーな」ときた。慣れてないバイクをタンデムで、しかも混んでる道を「買い物」に行くの?マジか?結局押し切られて、近所の買い物にタンデムして行きましたよ・・・。すり抜けとか、渋滞路の交差点の右折とかスゲー緊張するし、買い物した品物は何故か全部オレがリュックで背負ってるし・・・フツー後ろに乗ってるヤツが背負うだろ?メッチャ運転しにくかってんけど・・・。止まる時にブレーキかけると嫁が前に滑ってきてものすごい加重がかかるわけだ。で、リュックを背負ってるものだからその加重のベクトルがリュックのところでなぜか下方向に向けられて、オレのキ○○○がタンクで潰される形になってしまって、もう地獄!!ブレーキかけるたびに、「痛い痛い!!痛いって!!潰れるぅ~!!」みたいな?必死にニーグリップで加重を支えるのだが、まあ無理!!帰宅した時の憔悴感と安堵感はハンパなかったです(笑)。(嫁の名誉のために書き加えるが、体重は軽い方である)そういうドタバタもありつつ、この日のテスト走行?は及第点というところかな。気持ちよく走れる時期もそろそろ終わりそうなので、寒くなる前になんとかプチツーリングにいけたら良いなと思うのである。しかし、タンデムでツーリングとなると、荷物の問題をどうするかだな。サイドバッグかキャリアが必要だが、バリオスは取り付けの足がかりになるようなところがほとんど無いのだ。シートフレームを加工して取り付け部分を作成せねばどうにもなりそうに無い。キャリアそのものも鉄パイプなどで自作せねばならないので敷居が高いなぁ。買うバイクを完全に間違えたな、ほんとに。