スクーターを買い替えた「アドレス110」
スクーターを買い替えた。リード100は決して悪いバイクではないと思うのだが、いかんせん、エンストの症状がどうしても収まらない。このままではとても通勤には使えない。もちろん、キャブやオートチョーク、燃料ポンプといった部品をきちんと純正に交換していけばそのうちに直るとは思うのだが、ただ同然の値段で手に入れたバイクにそこまでお金をかけるのもどうかという気持ちの方が大きかった。それから、自分のその他の足であるランクルやバリオスがいつ故障するかわからんようなものばかりなので、一台くらいは安心して運用できるマシンが必要だったということもある。スクーターなら少し無理をすれば新車が買える!で、たまたま知り合いのお店がスズキだったということもあり、必然的にアドレス110に決めたということである。二種原付125ccクラスの中では最も安い車種でもあるのはラッキーだったのかな?通勤がメインと思って購入したのだが、職場の駐輪場がかなりガチャガチャなので、いきなり傷物にされると悲しすぎるのでまだ通勤には使っていないのだ。少し乗り回してからにするつもりである。先週の休みに、早朝プチツーリングに行ってみた。葛川である。川沿いにとても走りやすいワインディングが延々と続いているので、慣らし運転にはぴったりの道である。ちょっと寒かったけど。びわ湖大橋取り付け道路から途中を経て山道のクネクネ道路を登っていくとトンネルがいくつかあるのだが、一発目のトンネルが非常に暗くてびっくりした。前が何も見えないような状態で、スクーターのライトはあまり明るくないとはわかっていたのだが、想像を遥かに超える暗さだった。そこでちょっとビビッてスピードを緩めたのだが、ふと気が付くとクネクネ道路で置き去りにしてきたはずの軽自動車が急接近してきており、背後にべた付けされて煽られていた。いやいや、これはあぶねーだろ!トンネル内は狭いので、端によって抜かせようにも道路の状況が良く見えないので端にも寄れず、しばらくチキンラン状態だった。出口が見えてきたあたりで強引に抜き去られてしまったのだが、ちょっと肝を冷やした一幕であった。いやいや、ほんまに危険やで、アホかお前は。登りのクネクネではお前遅かったやん?別に俺は抜きもしてない、最初から前走ってて普通に置き去りにしてただけやん?しかも慣らし運転中やし60km/h以上は出してないぞ。トンネルは直線やし、車はライトも明るいし、その気になったら90km/hとか出せるのはわかる。わかるけど、あぶないっちゅーねん!!あとでよく考えたら、ヘルメットのシールドがスモークだったので余計に暗かったのね。今度行くときはクリアのシールドのメットにしよう。そうそう、肝心のアドレスの乗り味だが、コーナーでは抜群の安定性だ。10インチのスクーターに比べると別次元と言ってもいい。下手くその自分でも自然にバンクさせられるし、普通のバイクに近い感覚である。10インチだとどうしても急激に切れ込んでいくポイントがあるので、自分でハンドルをステアするような運転になるのだが、14インチの恩恵だと思うが、ほんとにコーナーは回りやすい。安心感が違うね。今回は慣らし中でフルスロットル出来ないため、立ち上がりが今一つ不安定だったのだが、フルスロットルが可能であればさらに安定したコーナーリングが出来ると思う。アクセルだけでひらりひらりという感じだろう。ただ、現状、サスが硬い。特にフロントは跳ねるような挙動なので、カーブによくある段々では飛び跳ねる感じがあり、突っ込めない。先のトンネルでも、道路が荒れていて跳ねるような走りになり正直怖かった。とてもスピードを出そうという気にはなれない。この辺りはコストの問題なのか、距離をこなせばこなれてくるのか、もう少し乗ってみないとわからないところだ。まあしかし、非常に快調に走ることが出来た。ここはホントに大津市なのか?ちょいツーなので、朽木の手前あたりで折り返して帰宅。家族はまだ寝ている時間であったが、往復70kmくらい、1時間半ほどの運転であった。腰に来なければ、若狭くらいまでなら余裕で行けそうかな?夏にチャレンジしても面白いかもしれないなぁ。