「ランクル70」クラッチマスターのオーバーホール
クラッチマスターのリザーブタンクの液量が減っていた。車検時にも少し減っていたので補充したばかり。ちょっとおかしくないか?目視では漏れはまったくないのだが・・・。もしかして、と思い、マスターバッグへの取付ボルトを緩めて隙間を作ってやると、ダラーっと洩れてきた。あー、そうかぁー、マスターからの漏れは外に出ずに、マスターバッグ内にいくのか・・・ということで、オーバーホールだ。マスターとマスターバッグを外す。マスターのオーバーホールだけならマスターバッグを外す必要はない。早めにマスターオーバーホールしてれば、もっと簡単なんだが。たまにはマスター外して点検しないといけないんだね。マスターからの漏れの影響でこんなになっとる。マスターバッグも分解したいところだが、かなり大変そう。負圧が発生しないような状況になれば、、ということにしよう。マスターバッグを外したのは内部に入ってしまったクラッチオイル(ブレーキオイル)を抜くため。シールの隙間からブレーキクリーナーを吹き込んで排出、を繰り返す。完ぺきに排出するのは到底無理なので、まあええか、というところで勘弁しといたる!さて、本題のマスターのオーバーホール。これも大概ボロボロやね。当然、一度も整備されてないであろう。何度も言っていることだが、20年トヨタディーラーで車検を受けていた車。もはや呆れるしかない。リペアキットと交換する。部品として出なかったガスケットを紙ガスケットで作成。こっちはちゃんと出たんだが。清掃交換して、組み直して、エア抜きして完了。シールの劣化が心配だったが、特に使用感は変わらないので、とりあえずは大丈夫そう。マスターバッグにブレーキオイルが入ったのは間違いないので、今後の腐食が心配だなぁ。マスターバッグ自体はもう部品が出ない。シールキットはありそうだが、交換作業は大変そうだし・・。中国には部品ありそうなんだが、最悪それしかないよなぁ。そろそろ出ない部品が増えてきたので、どこまで整備を続けられるのか、暗雲垂れ込めてきたってとこだな。