ランクル BJ70 エンジンマウント交換 その2 後半
コースターのエンジンマウントの加工が済んだので、取り付けにはいる。ヨンマルのエンジンマウントを取り外す。コースターのマウントは横幅がだいぶ広い。ナナマルの物よりも広くて大きいので、耐久性という意味では安心感がある。もちろん厚みも有る。ここで、コースターマウントのボデイ側の突起部分を削り取る。純正はこの部分が細い位置決めピンで、当然ボディ側もピンのはまる穴しか開いてないので、邪魔にしかならないためだ。ざっくりとサンダーで削る。荒い作業だが、まあ大丈夫だろう。取付にかかるが、ここでマウントの厚みが増えている分、エンジン側のマウント取り付けステーの位置ががどうしてもずれてくることが判明。そりゃそうだよな。ステーはボルト四本でエンジンに取り付けられているのだが、ステーをエンジンの取り付け部分に水平に当てないとボルトが締め込めない。マウントの厚みが増えた分自由度が無くなって水平に当てるのが困難になってしまった。一本でもボルトがねじ込めればなんとかなるんだが、これがなかなかうまくいかない。どうやってもボルトがねじ込める気がしない。一旦あきらめて元のヨンマルのマウントに戻しかけたのだが、やはりあきらめきれない。エンジンのオイルパンにジャッキを当ててエンジンを浮かしているのだが、思い切って目いっぱいまでジャッキアップしてみることにした。その方が隙間が増えて自由度が上がるからだ。すると、ようやくボルトが一本ねじ込めた。こうなると残り三本もねじ込みも楽になりステーの取り付けが完了。あとはマウントのナットを締めるだけだ。当然のことながら、かなりエンジン位置を上げて取り付けているのでマウントの位置がだいぶ上側にずれた状態になってしまっているのだが、ジャッキを徐々に下げていくと自然と取付位置も下がり(もちろんまだ仮止め状態なので)結果的にはわずか3mm程度上にずれただけで済んだ。この程度のずれなら、エンジンの傾きも無視できる程度だろう(多分)。外した部品を元に戻して確認のためにエンジンをかけてみる。もちろん、どこかに当たるような音は皆無だw。カバーのクリアランスも十分すぎるほどで、万が一のためのストッパーとしての機能も十分だと思う。ちなみに、ヨンマルの加工マウントにはストッパー部分にしっかりと当たり跡が付いており、若干の歪みが出ていた。たちまち壊れるような状態ではなかったが、使い続けるなら、何らかの修正は必要だろう。今回は結局、右側のマウントの交換となり、左は古いまま。左は燃料ポンプのステーが取り付けられているので、右に比べると少しだけめんどくさそうだ。左のマウントをどうするか。ヨンマルの物を手直しして使うか、右と同様にコースターのマウントをもう一つ購入して使うか。ちなみに値段はコースターのマウントの方がずっと安い。マウントカバーの値段を足すとヨンマルのマウントと同じくらいになる。左右で同じマウントを使う方がいいのはわかってるのだが、どうするかなー。