カテゴリ:車
色んな経緯があったのだが、古ーいディーゼル車を所有することになった。
とりあえず、パジェロミニからの乗り換えである。 親戚がワンオーナーでずっと乗り続けてきた車を「しんどくなってきたので廃車にする」と言うので、譲り受けることにしたのだ。 毎号オールドタイマー誌を購読し旧車好きを標榜している人間が、ワンオーナーで30年乗り続けてこられた車の廃車を打ち明けられ「はい、そうですか」と知らん振りするわけにもゆくまい。 自分的にはそろそろワンボックスバンに乗りたいと思っていたのだが、これも運命だ。 ということで、車検切れも間近だったのでとりあえず車検を通すことにした。 4ナンバーの貨物なので毎年車検だが、前オーナーはきっちりとディーラーで車検を受けていた。なので、特に心配はしていなかったのだが、ディーゼルの場合、黒煙検査が大きなネックになっていると色んなところで書かれている。 30年前のディーゼル車があっさりと通る可能性は普通に考えるとかなり低いということだ。ディーラーは指定整備工場なので、インチキとまでは言わないが、多少の手心を加える余地は十分にある。規定はフルアクセルでの測定だが甘く踏み込めばいくらでも数値はコントロールできる。 しかし、陸自での検査では目一杯踏み込まれるのは間違いない。 とは言え、出来ることはそう多くは無い。 とりあえず灯火類や下回り、ブレーキ周りを点検し、異常が無いことを確認。黒煙対策としてはエンジンオイルの交換くらいしか出来ることがない。 スモーク減少添加剤などもあるようだが、近所では売ってないし、ネットで買う時間も無かった。まあ、バイパス道路で三速フル加速してもほぼ黒煙は視認できなかったので、大丈夫だろうと楽観的に考えることにした。 運悪くひっかかってしまった時は燃ポンに細工するしかない、と覚悟を決めた。 車検当日。 いつものように月初の週明け、午前のラウンド。 最近は混んでいる陸自を見たことが無いなあ。 ちょっとどきどきしながら順番を待つ。 トラックとかも来ているので黒煙検査を受けているが、古そうな車だが大丈夫なのだろうか。何か装着しているのかもしれない。 自分の後方ではランクル80が思い切り空ぶかしを繰り返している。なるほど、ああやってススをできるだけ出し切っているのか。 旧車ユーザーの敵、オパシメーター。 お手柔らかにお願いします・・・。 いよいよ検査。わりと若い検査員がやってきた。 「アクセル吹かしますね」と言いながらアクセルを手で押して一発吹かして測定。若干緩めのアクセルな感じがしたのは気のせいか。 測定値は・・・問題なし! ふぅ~、やれやれ。 三回測定と聞いていたが、一回だけの測定だった。数値が低かったからかもしれない(何パーセントだったかは聞いていないが)。 人の良さそうな検査員だったので(検査員の当たり外れはかなり大きいと思う)、ラッキーだったかもしれないが、たぶんきっちり測定しても合格してそうな按配であった。 その後、ラインを通ってブレーキ、速度、光軸、下回りと問題なく合格して晴れて検査完了となった。 しかし、最近めっきり古いディーゼル車が減ったと感じていたが、この黒煙検査はなかなか難物だなーと思う。 ガソリンの排気ガスはなんとか調整しようもあるが(キャブ車)、ディーゼルの燃ポンはいじることがほぼ出来ない。スロットルでごまかすくらい? 一旦不合格を食らってしまうと、なかなかユーザーで通すのは難しいと思う。 自分もあと何年乗り続けられるか・・・。 まめにエンジンオイルを交換するのと、車検前に添加剤入れてひとっ走りという習慣をつけなければ、と思った次第である。 ちなみに、いつもの「検査場をバックに一枚」というカットを撮り忘れたので、この車がなんなのかはまた次の機会にということで・・・。 (ボンネット見ればだいたいわかりますよねw) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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