カテゴリ:車
先日はスタッドレスを手組みしたという報告をした。
その翌日には残りの二本を組む作業を行った。 ・・・が、撃沈の憂き目に合ってしまった。 この二本は去年製造の新しいタイヤで、ほとんど使われていないもの。 保管もタイヤから外して屋内保管、ほぼ新品に近い状態であった。 そのため、タイヤのビードがかなり狭い状態のものであったのだ。 そういったことには全く頓着せずに作業を始め、ホイールにはめるところまではスムーズに行ったのだが、ビードを上げる段階で躓いた。 空気を入れても隙間から逃げるだけで、ビードの上がる気配が全くない。 さすがにここで、先日のタイヤとはビードの開きが全く違うことに気がついた。 「よし!!ここは爆発法だ!!」 意を決してタイヤ内部にCRCを吹き、パーツクリーナーで着火!! ・・・しかし、火が出るだけで爆発というものではない。 色々と試したが、結局うまくはいかなかった。 三時間。 タイヤをはめてから三時間粘ったが何をやっても無理。 ということで仕切りなおし。 色々と考えたが、爆発法はベストではない。 ガスの量、着火のタイミング、ビードの隙間などの条件が自分のケースでは向いていないということなのだと思う。 それに、何度も火を入れるのはタイヤに良くないに決まっている。 ので、正攻法でいくことにした。 まずは、空気入れを適切なものにする。 今まではバルブに押し当てて使う一般的なものだったが、これをチャッキング可能なオープンタイプに変更。 P1070274 posted by (C)みすたけ 久しぶりに「ストレート」で工具を購入。 DSC02021 posted by (C)みすたけ DSC02022 posted by (C)みすたけ チャックとエアバルブとカプラーを買って、ビード上げようの空気入れを作成。 チャックはオープンタイプのため、バルブレバーを開にするとエアーが入り続ける構造。 合計で1200円くらい。 そして、ビード上げ専用のツール、ラバーリング。 15インチ専用で汎用性はないが、ウチのメインカーのスタッドレスも15インチなので、まあ良しとする。 ラバーリングはこのように裏側に装着する。バルブ部のビードをある程度上げないと空気が全部漏れてしまうのでそれはまずいということ。 P1070276 posted by (C)みすたけ 表のビードはある程度密着させつつ、ラバーリングとビード、ホイールの隙間を出来るだけ少なくするような感じにしつつエアーの注入を開始する。コンプレッサーの容量が小さいので、空気圧の高い最初の数秒が勝負。ここで一気にビードが上がって来れば成功。 とりあえず、一発で上がってきた! さすが専用ツール! リングとビード、ホイールにタップリとビードクリームを縫っておかないと、リングがビードに挟まりそうで怖い。 うまく行くとまず表のビードが「バン!!」と入り、次にリングが「ムニュー」と出てくる。 P1070279 posted by (C)みすたけ こうなったらエアーを止めて手でリングを引っ張り出してから、再度エアーを充積。 これで完了。 ここまでで10分くらいかな。 やはりツールは偉大である。三時間を返してくれー!! ラバーリングもストレートで購入。 3000円弱であった。 ラバーリング 15インチ ちなみにこの純正ホイールはオフセット-20というもの。 ウチのBJ70は-10。 試しに車に装着してみた。 P1070282 posted by (C)みすたけ ギリギリつらいち? いや、微妙にはみ出てるな。 P1070283 posted by (C)みすたけ タイロッドとはこのくらいの隙間。 車検に通すなら、やはり-10のホイールが無難ということだ。 あと、タイヤレバーはこのくらいギリギリの部分に差し込んでこじるほうがやりやすい。 P1070273 posted by (C)みすたけ そのため、出来るだけ先端が薄いほうがやりやすいということだ。 レバーの長さはこのくらいあれば十分。力はそんなにいらない。 今回の作業で、やはり道具は大事で専用の道具があれば楽だという事。 もちろんそんなことは承知であるが、今回の作業だけを見れば業者に頼むのと変わらないコストがかかってしまっている。 ただ、業者はほとんどが中古タイヤのはめ変えはしてくれないし、今後二度三度と使うことになれば元は取れる計算だ。 何より、自分でやった達成感は気持ちがいい(そこに到達するまではストレス満載だが)。 後は足回りだな。 こつこつとやっていかねば・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 18, 2017 12:20:28 PM
コメント(0) | コメントを書く
[車] カテゴリの最新記事
|
|