カテゴリ:車
トゥーランのスタッドレスの交換と同時にランクルもスタッドレスに交換した。
去年はバランスを取らずにそのまま乗っていた。中古で手に入れたフロントタイヤは安かったのだが、若干ノコギリ状に磨耗していたりして予想通り60km/h程度でもハンドルが微妙にぶれたりしていた。 今年はちゃんとバランスを取ったので大丈夫だぜ!!とご機嫌で交換していたのだが、いつも通りに足回りのチェックをしていると、異様にガタがあるのを発見。 なぬ? このガタはもしかして・・・ ぐはっ!! 右タイロッドに1cmくらいのガタがあるではないか!! そう言えばここしばらくハンドルの据え切りが異様に重かった。タイヤがかなり減ってきているのでそのせいかと思っていたのだが・・・。 これはちょっと危険なレベルである。 ここが抜けてしまうともう走れなくなる。 これで我が家には、安心して走れる車がなくなってしまったことになる。 嫁にどちらの車を運転させるか。 エンストの危険のあるトゥーランか、タイロッドが壊れるかもしれないランクルか・・・究極の選択である。 ランクルがウチに来たときから「ハンドル周りは全交換せんとアカンで!」と言っていたのだが、予算の関係上ほったらかしにしていたのだ。 そのツケが今、まわってきてしまった。 まあしかし、この場合は修理方法で悩む必要は無い。部品を買って交換するだけだ。この際なので、左右タイロッドにドラッグリンクのエンドも合わせて購入することにする。 いつも通りにネットで部品注文したのだが、なんと肝心の右タイロッドエンドが製造中止だというではないか! なぬ? 困った。 ウチのは初期の70なので、そのようなことになっているのだろう。70シリーズで流用はきくはずだが、部品商では流用情報などは扱っていない。パーツ番号を指定すればそれを売ってくれるが、その番号がわからないのではどうしようもない。 フォーラムなどで聞けば誰かが教えてくれるのかも知れないが、検索した程度ではなかなか分かるものではない。 ネットで色々探していると、大阪の「リバーサイドガレージ」という四駆ショップで70用エンドセットが14000円(税抜)で販売されているのを見つけた。 早速メールで問い合わせると、電話連絡をしますという返事がすぐに来た。で、携帯に電話をもらって、「初期の70でも大丈夫やし、代金を振り込んでくれたらすぐに送るよ」、とのこと。 もちろんソッコーで振り込んだのは言うまでもない。 ちなみに、リバーサイドガレージの大将はいかにも大阪のおやっさんという感じで、すごく良い人であった。 まあ、送料は「う~ん、大体こんくらいとちゃうかな」だし、領収書とかもないし(工場直送だと思われる)、アバウトなところはあるのだが、 「代金は今日中に振り込みます」と電話で伝えると、「それやったら、信用するし品物は今日送っとくで!」という神対応。 いやいや、大将、そこは入金確認してからの方がいいと思いますよ。 オレが悪者だったらどうするんですか・・・。 しかし、そのやり取りだけで人柄がわかるよなぁ。 そのおかげで、振り込んだ翌日にはエンドセットが届いたので、その次の日は平日だったが仕事が終わってから早速作業を行った。 届いたものを見ると、しっかりとJAPANの文字がある。大阪の町工場で作られた逸品である。 正直なところ、ebayなんかでワンセット5000円くらいで外国物が売ってるので、そういうものが送られてくるのではないかという懸念もあった。 だが、届いたものはしっかりとしたメイドインジャパン。下町ロケットではないが、町工場の確かな技術で作られた品物である。 とにかく、交換作業だ。 エンドを外すには特殊工具が必要。 ダブルハンマーで外せなくも無いが、タイロッドやナックルが変形するのでやめたほうがいい。 エンドリムーバーをセットしてボルトをねじ込んでいく。 世界の工具を扱うアストロプロダクツとのコラボ販売!【エンジン・足回り】 CLEVER タイロッドエンドリムーバー うまくいくと、これでガキンと外れるのだが、相当締めこんでも外れない場合は、仕方がないのでテンションのかかった状態でエンドをハンマーで一撃するとガキンという音とともにジョイントが外れる。この場合も、直接エンドをぶっ叩くのは厳禁で、当てハンをして叩こう(別のハンマーをエンドにあてがい、そのハンマーを叩く)。 (エンドと書いてるが、もちろん叩くのはナックル側を叩く) ジョイントが外れれば、ロックナットを緩めて外す。 交換部品が全く同じものなら、シャフトから出ているねじ山の数を覚えてておけば、取り付け時に同じ状態にもどすことでトーの再調整が不要になる。 今回のような外品の場合はそれが出来ないので、ねじ山で大まかな位置を合わせて、あとは事前にフロントタイヤの前後の中心間の幅を計っておいてその位置で再調整をした。 これは本当に適当な調整法なので、出来ればどこかでトーを計ってもらった方が良いだろう。 もっとも今回は装着後の試運転でもハンドル位置はほぼセンターが出ていたので、トーの狂いはほとんど無いと思われる。 時間も無いので、今回は本当に駄目な右タイロッドエンドのみとしたが、それだけでもカッチリとしたハンドルになってくれた。 譲ってもらった当初から曖昧なハンドル感だと思っていたのだが、正常な状態であればちゃんとハンドル切ったほうへ向くんだなと安心した(笑)。 これでなんとか嫁にも運転させられる。 実際に運転もさせたが、「前はすごくカーブが怖かったけど、全然大丈夫になってる!」という感想であった。 とりあえず一件落着。 リバーサイドガレージさん、ありがとう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 14, 2015 03:11:40 PM
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