カテゴリ:車
先日、スロットルボディとEGRバルブの分解清掃を行ったわけだが、確かにアイドリングは安定しているように感じるものの、肝心のハンチングが収まらない。
嫁の話によると、エンストしたときのような連続したものではないようだが、やはり信号待ちなどでいきなり回転が1000回転を超えて車がグンっと前に出ていく動きをするとのこと。ボヤっとしてると前の車に追突しかねないので、力を入れてブレーキを踏むようにしているようだ。 今のところエンストの兆候はないとのことだが、このアイドリング異常がエンストにつながるのは間違いないことなので、なんとか原因を突き止めたい。 とはいうものの、これ以上の故障探求はかなり困難である。自分が運転する時にOBDアダプターによるデータロギングを行っているが、取得できるデータを解析するのが非常に難しい。点火波形や燃料噴射時間といった比較的目に見えて分かりやすいものが無いため(多分)、今のところ何を目安にするべきかということすら絞り込めていない。 まあ、ロギング中には症状が全く再現してくれないので話にもならないのだが(苦笑)。 とりあえずネットでトゥーランの故障部位を調べているが、燃料系、EGR、水温センサー、スロットルボディ、カム角、クランク角センサーなど、まあたくさんあるのだが、絞り込めないなら怪しいところから交換していくしかないのだろうか。 いつものように夜中のネットサーフィンでトゥーランのことを調べていたら、あるブログが目に付いた。 ウチと同じ1.6のEのオーナーさんだが、アイドリング異常の症状がウチのと非常に似通っているのである。 このブログは、EGRバルブ関連でチェック済みだったのだが、それ以降の記述を見逃していた。チェックできていなかった部分にウチのとほぼ同じ、信号待ちでグッと前に進みそうになる症状が出ると書いている。 そして、その症状の原因が何であったかもきっちりと書いてあった!! 確実に断定できたわけではないようだが、MAPセンサーの可能性が非常に高いとのことだ。 もちろんそのオーナーさんはディーラーにてMAPセンサーを交換済み。現在も乗っているようだが、症状が再発したというような記述は見当たらないので、完治したと判断してもいいのではないか。 MAPセンサーか・・・。 ありそうな感じだ。 トゥーランではどのような形状か、値段がどのくらいかは書かれていないが、インテークの形状から考えてもそれほど大きなものではないだろう。エアーフロセンサーほど大きなものではなく、もっとコンパクトなものだろうから値段もたいしたものではないはずだ。 問題はどこで部品を調達すべきかだ。 ディーラーに注文するのは癪に障るので(自分が苦労して手に入れた情報を教えたくない)、ネットを探してみると「パルカ」という輸入部品を扱っているショップを発見。ドイツ本国の部品を仕入れているようで、シャシ番による適合確認もしてくれる信頼できるお店のようだ。 ここでMAPセンサーを販売していた(ここしか見つからなかった)。 さっそく適合確認をしてから注文。在庫があるのですぐに届いた。 ボッシュ製である。 早速交換作業だ。 取り付け位置を探すのは少し迷ったが、ベルト側の奥のほう、インテークの端っこ辺りだ。 下からの写真 こんな所にあったとは。 ・・・と、ここでふと目に留まったものがある。 何か、ホースが割れておるではないか? なぬ、こ・・これは!? ブレーキのマスターバッグに入る負圧ホースではないか!!! このホースはブレーキマスターに負圧をかけるためにインマニと繋がっているのだ。 よーく見てみると、かなりひびが広がっている。触って確認すると、ほとんど外れているのと同じような感じで、力をいれなくてもそのままするっと抜けてしまう。 ・・・コレって、もしかしなくても相当怪しいのではないか。 アイドリング異常で真っ先に頭に浮かぶのが負圧ホースからの負圧漏れと言ってもいいくらいなのだ。もしホースが抜けたらエンストしてもおかしくないよな・・・。 マジか? うーむ、ここはよく考えないとアカンところやぞ。 もし、常時負圧が抜けているなら、絶えず異常が出るはずだ。たまに、とかは考えにくい。だが、何かのはずみで漏れたり漏れなかったりすることはホースの状態からも考えられなくも無い。ブレーキ踏みっぱなしでマスターに負荷がかかったりとか? あるかもな。 とりあえずはテーピングで対処しよう。 しばらくはこれで大丈夫だろう。 ガッチリとはまっている。 このホースの割れがトラブルの原因である可能性もあるのだが、MAPセンサーも信頼度の高い情報であるし、部品もあるので、交換作業はもちろん行う。 ここで少々問題発生。 エンジンカバー(インテーク)を外す時にホースを折ってしまった。 ブローバイホースだろうか。 ここは慌てずに、ちょっと短くなるがホースを挿しなおして対処。長めの作りなので特に問題ないであろう。 慎重にいこうw。 センサーはトルクスネジ二本で取り付けてあり、オーリングで勘合しているので取り外しには少々力がいったが無事に外せた。 購入した部品と少し形状が異なる。 インテークの奥に位置しているためか、カーボンがびっちりと張り付いている。どろっとした状態だ。 これで正しい数値を読み取れているのか、疑問である。もしかすると清掃するだけでも症状が収まるかもしれない。 交換完了後、エンジン始動してみるが、特に異常は無い。 心なしか、さらにアイドリングがスムーズになったような気がする。 まあ、これは完全に気のせいだと思うがw。 だが、ブレーキのフィーリングは変わった。 今までよりもタッチは甘い感じだが、効きがよくなった。 やはり負圧が漏れていたのかもしれない。 このあと、一週間ほど嫁が通勤で使用しているのだが、いまのところ症状は全く起きていないようだ。 もっとも、さらにロングの運転をしてみなければなんとも言えないので、現状では完治の判断は保留中である。 ウチの車と同様の症状でお悩みのオーナーさんがおられたら、とりあえずこのMAPセンサーの交換もしてみてはいかがだろう。 値段も7560円だし、他の部品に比べると安いものだ。 点火コイルやEGRバルブ、スロットルボディなど、基本的なところは抑えておく必要はあるが。 もちろん、負圧ホースもw。 三週間もディーラーで見てもらっていたのだからという予断もあって、エンジンルームをきちんと点検するのを怠っていたのは痛恨の極みである。 しかし、ディーラーさんよ、ほんとにちゃんと点検してくれたのか? あんなホースの亀裂、見つけられないのか? まったく、やる気が無いにもほどがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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