カテゴリ:車
お盆休みなのだが、我が家のお盆は高校野球を見ながら家でゴロゴロするだけだ。
どこへ行くにも車は渋滞だらけだし、行った先も人混みだらけ。 バリオスのキャブをもう一度ばらして、オーバーフローをもう少し改善させようとか、休み前は思っていたのだが、天気もイマイチだしこの暑さだ。やる気も何もかも失せる。 どうせ家にいるだろうからと、暇つぶしに借りてきた「銀河英雄伝説」全10巻も2巻までしか読んでいないありさまだ(当時の文庫本の字の小さいこと!老眼にはつらい)。 そんな中、子供が中学の理科の自由研究にセミの分布を調べたいからと、北の方へ連れて行ってくれと言ってきた(提案したのは自分だがw)。 この辺りは、ちょうどセミの分布の境界線になっているようだ。 数年前からはクマゼミがやってきたが、家の近所ではクマゼミとアブラゼミ、じきにヒグラシとツクツクボウシが鳴き出す。が、ここから少し北上するとクマゼミがいなくなりミンミンゼミが鳴き出すのだ。 実際、自分は大阪で幼少期をすごしたのだが、ミンミンゼミの鳴き声を聞いたことはなかった。 ここ滋賀に来てからもミンミンゼミの鳴き声を聞いたことはほとんどないのだが、少し北の方、湖東では近江八幡とか、湖西では朽木へ行くとミンミンゼミの鳴き声を聞くことが出来る。 夏休みの自由研究レベルなので、それほど細かい調査の必要もないだろうし、軽いフィールドワークの感じで、バイクの機動力を生かして北上しながらどのあたりから鳴き声が聞こえてくるのか調べてみようという感じだ。 天気が心配だったが、ちょうど予定日の13日は天気も良く、昼前に家を出発した。 ルートはまず、国道161号を北上して高島市まで行き、そのまま朽木へ向かい葛川経由で家へ戻るというものだ。100kmくらいの行程か。 だが、お盆休みをなめていた。 国道を出ていきなり和邇から渋滞。スクーターなので脇道やすり抜けを行いなんとか第一目標の近江舞子、比良トピアへ到着してミンミンゼミはいないという確認をしたのだが、そこから再び大渋滞。 炎天下の下、バイクで渋滞路をノロノロ走るのは体力的にキツイということで北上は断念。 Uターンして和邇から途中トンネル方面へ向かい葛川へ向かうことにした。 思った通り、こちらのルートは普段より車の量が多いと言えるが、なにせ信号がほとんどないのだから渋滞のしようがない。 取りあえず途中から葛川方面へ走る。 ここを右折すれば登りのグネグネ道路が続く、バイクには気持ちのいいルートだ。 さすがにタンデムでは厳しい状況だが、なんとか車と同じくらいのペースで走ることが出来る。 以前、バカ軽に煽られたトンネルだ。(花折トンネル) 子供を乗せてのタンデムで少し緊張したが、普通のペースだったので大丈夫だった。メットもクリアシールドだったし、HIDヘッドライトのおかげもあってか前回よりも随分と視界良好であった。 タンデムだと一人の時より当然ながら安全運転になる。 車が連なって走っているときは自分もその中の一台になるのだが、やたらと車間を詰めてくる車には閉口する。こういうやつはバイクは邪魔者としか思っていないのだろう。何かあって急ブレーキをかけられたときに追突したらどうなるかとか、そういう想像力が欠如している。車相手ならオカマですむが、バイクなら死亡事故になってもおかしくないということがわからないのだな。 しかも、明らかに子供をタンデムしているというのはわかっているはずなのに。 まあ、バイクが邪魔だと思う気持ちも分からなくはないのだが・・・。 車に車間を詰められるのは、かなりの恐怖だということも分かってほしい。特に車が連なって走っているときはこちらもペースの上げようがないのだから。 自分より明らかにペースの速い車には積極的に道を譲ることにしているのだが、譲れる道とそうでない道があるのだよ。 こんな道で接触されでもしたら、谷底へまっしぐらだ。 ちょっと脇道にそれてしまったので、話を元に戻そう。 このトンネル付近で早速ミンミンゼミの鳴き声をキャッチした。 トンネルを出てすぐのところにバイクを止めて確認する。 アブラゼミの方が多いが、間違いなくミンミンゼミも鳴いている。 セミの姿は全く確認できないが。 そのまま北上して朽木を目指す。 葛川でも道々ミンミンゼミの鳴き声は聞こえている。 ちょこちょこ止まりながら鳴き声を確認しつつ朽木の道の駅へ到着。 だが、ここでは鳴き声が聞こえない。 耳を澄ませるのだが、やっぱり聞こえない。 ここだけ平地に近いからだろうか? 山手の方、てんくう温泉まで行けばミンミンゼミがいるのは間違いないのだが。 これはこれで、レポートとしては面白いかも。 ちなみに、写真右手に見えるローソンで宝牧場のソフトクリームが食べられるらしいので、ここに来た方は一度ご賞味ください。もちろん、道の駅でも食べられるはずだけど。 ここでお昼ごはんのおにぎりを頬張る。 ちょっとだけ休憩して、このまま高島へ向かう。 山中の道路だが、ミンミンゼミの声は聞こえないなぁ。 高島の市街地へ着いたのだが、国道へ向かう道にはあまり木々がなく、セミの鳴き声の確認が出来ない。 このままびわ湖へ向かってもどうかと思ったので、途中で目にした「健康の森」というところまで引き返すことにした。 広い芝生の広場の奥にグランドらしきものが見える。この右手にはテニスコートが5面ほどあり、どこかのテニス部が練習をしていた。 そのテニスコートの奥の方の林からミンミンゼミの鳴き声が聞こえている。 やはり、高島にはミンミンゼミが平地でも生息しているようだ。 近くの木の幹にセミの抜け殻を発見。小さ目だったのでミンミンゼミかと思って撮影したのだが、調べてみるとアブラゼミのようだ。 今回は抜け殻を見つけることが目標ではないので積極的に探しはしなかったが、抜け殻探しも面白いかしれない。もっとも、子供は虫全般が苦手なので、抜け殻探しなどまっぴらごめんのようだ(苦笑)。 ここで一応当初の目標をクリアしたということにする。 出発してしばらくは渋滞で苦労したが、その後は快調な道程で心配していた天気も良好、ミンミンゼミの鳴き声もちゃんと確認できたし、レポートもなんとか書けそうだ。 写真を撮られるのが嫌いなので、我が子をこっそり撮影・・・。 なんだかなぁ。 バイクに乗るのは好きみたいだし、今回も暑い中疲れたかと思いきやそれほどでもなかったと言うし、まあ良しとしようw。 こっちはタンデムの緊張と渋滞のおかげで肩がバリバリだし、ケツと腰も痛い。 この後はまっすぐ帰宅したのだが、120kmの走行距離だった。 アドレスもだいぶ各部が馴染んで来た感じだ。 ショックはしなやかになって来た気がするし、まだ500km台の走行距離だが、ほぼ全開までエンジンを回している。アタリはとっくについてるだろ、というところか。 そろそろ、まともなツーリングに行ってもいいかもしれんなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 16, 2017 12:32:01 AM
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